2009-04-08 03:53:40

「待ってらっしゃらないとは思いますが、お待たせしました『The Fat Duck』公開」の巻。

テーマ:食べたり飲んだりするところ(時差あり)

先日、帰国したらUPしますとお伝えしたっきり


早いもので、1週間以上経ってました。


すみません。


では、いきます。


世界のレストランで、

1位2位を争うと言われる3つ星レストラン『The Fat Duck 』、


所在地は、

日本(成田)から約16時間位で着く長閑なところです。


ひょんなことから、

“この場ではじめまして”のお嬢様お2人と、

3人でのランチとなりました。


滞在時間、驚きの5時間です。


以下、『The Fat Duck 』のテイスティングコース(約2万円。去年だったら、レートの関係で倍額でした)です。


印象に残った料理だけ説明文を入れさせて頂きます。


おーちゃくものです。


すみません。


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奥にうっすら見えるのは、

一皿めを待つ間の「オイル漬けのグリーンオリーブ」です。


バニラっぽい何ものかが薫る未だかつて出会ったことのない素晴らしいオリーブです。

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サービスマンさんが、テーブルの横に小道具(調理器具?)を持って現れ、

なんかしゃかしゃかやってらっしゃいます。


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冷たくて、口に入れた瞬間消えていった

「ライムムースと緑茶のメレンゲ」でした。



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手前は、

「フォアグラムース・ラングスティーヌクリーム・ウズラのゼリーの3重層」と、「ミニトリュフトースト」です。


その奥の芝生みたいなところに、

急須からお茶が注がれた瞬間、

浦島太郎の世界になりました。


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小さな島に、

コンソメとトリュフのスープが注がれました。


いとも可愛らしいえのきだけのちびっちゃいのが、クリーミーなブラマンジェに植わってます。


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貝殻に入ってるipodで、海のさざ波音を聴きながら、

日本の海の幸を頂きます。


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コンフィされたニジマスの周りは、

グミみたいな得体の知れないもので覆われてます。


このグミらしきもの、

どうやら、

日本名で甘草と言われる「リコリス」ってもののジェルみたいです。


お皿には、

桜をイメージしたピンクグレープフルーツが散ってます。


ソースは、バニラのマヨネーズです。

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鳩が全部分調理されてます。


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熱々のココットを開けると、
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熱々のいちぢくコンポートと、

キンキンに冷えたアイスがいます。


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そして、

再び、浦島太郎ワールドです。


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これ、びっくりたまげます。


パッと見、何の変哲もないジンジャーティでしたが、

右半分が、冷たく、

左半分が、温かくてどろどろしたゼリー状になってるんです。


飲むと、

冷たいのと温かいのが、

喉の奥まで分かれたまま通っていきます。


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高さ5㎝位のミニチュアソフトクリームです。


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バニラビーンズスティックが刺さった中には、

ラムネ味の粉末が入ってます。


スティックを上下に動かして、

その粉をつけながら頂きます。


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デザートが終わると、


「今から朝食です」と、


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まず、「パースニップ のシリアル」が箱に入ってきました。


そういえば、この「パースニップ」、

こちらの国に来てから、

あちこちで見かけました。


思わず、「パースニップチップス」(スナック菓子)を地元スーパーで買って帰ったほどです。


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それはさておき、

その「パースニップシリアル」に、牛乳をかけて頂きます。


すると、

サービスマンさんが、


何やら鍋と玉子のパックを持って登場です。


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鍋の中で、

何かが完成したもようです。

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目の前に置かれたお皿には、


かりかりにキャラメリゼされたフレンチトースト風のものの上に、


ベーコン風の薄い飴がのって、


スクランブルエッグ風アイスが添えてありました。

「フレンチトースト風焼き菓子&スクランブルエッグ風アイス&ベーコン味キャンディの朝食(全て甘いデザートです)」です。


これは(も)、お見事。


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でもって、その後、


アルコール度数高めの「ウイスキーグミ」が5種類、

イギリス地図にはり付いてます。


お酒がNGな人は、

これは無理かもです。


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いよいよ、最後。


お好みの飲み物(私は、ルイボスティとミントティとエスプレッソをオーダー)に、

甘いミニタルト(バイオレット・プラリネローズ)で、

The endです。


お土産に、

不思議なショコラ(食べると、中身に小さな空洞がいっぱい開いてました)をくださいました。


私なんかが総評するのはおこがましいとは思いますが、


総評して、

まさに、エンターテイメントレストランです。


レストラン界のテーマパークといってもいいでしょうか。


イリュージョン入りディズニーシーみたいな感じかもしれません。

(とはいえ、ディズニーシーにまだ行ったことがないので、多分ですが)


お料理も演出も、

日本ではなかなかお目にかかれないパフォーマンスに富んだユニークでエキサイティングなツワモノ揃いでしたが、


今尚、一番記憶にとどまっているのは、


突き出しの「グリーンオリーブ」です。

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1つ食べたところで、下げられてしまったのが心残りですが、


次回訪れた際は、


5つ6つ、や、7つは食べよう(たい)と思います。


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それまでに、


もうちょっとましな英語が話せる自分になり、


並行して、


もっと旧き良き日本を学ぼうと思います。


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“ひさかたの光のどけき春の日にしづ心なく花ぞ散るらむ (By 紀友則さん)”


の「花」は、日本国花とされる桜です。