ニュース詳細
韓国 パク候補“過去の歴史”を謝罪9月24日 14時53分
K10052368611_1209241512_1209241516.mp4
ことし12月の韓国大統領選挙に立候補を表明しているパク・クネ氏が、父親の故パク・チョンヒ大統領による軍事クーデターや、その政権時代の人権弾圧事件について謝罪し、過去の問題が選挙戦に及ぼす影響を最小限にとどめたいという思惑をうかがわせています。
韓国大統領選挙の与党・セヌリ党の公認候補、パク・クネ氏は、24日午前、ソウルで「過去の歴史についての立場を明らかにしたい」として記者会見しました。
この中でパク氏は、父親のパク・チョンヒ大統領が1961年に軍事クーデターを起こして政権に就き、その後、独裁体制を敷いたことや、1960年代と70年代に「国家転覆を企てた」として8人が死刑になり、後にえん罪だったことが明らかになった事件について、「憲法の価値を損ない、政治の発展を遅らせた」と述べ、遺族など関係者に謝罪しました。
パク氏は最近、軍事クーデターについて、「当時としては最善の選択だった」と発言していました。
これに対し、大統領選挙のライバルのアン・チョルス氏が、「娘であっても、過去に対する立場を明らかにすべきだ」と迫るなど、パク氏は厳しい批判にさらされていました。
パク氏は、24日の会見で「痛みと苦痛を癒すため、あらゆる努力を払う」とも述べ、過去の問題が選挙戦に及ぼす影響を最小限にとどめたいという思惑をうかがわせています。
[関連ニュース]
[関連リンク] |
|