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中国 空母を海軍に引き渡し
9月24日 0時44分

中国 空母を海軍に引き渡し
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中国が、東北部の大連で改修や試験航行を続けてきた空母が23日に海軍に引き渡され、周辺国からは、中国海軍の展開能力を高める動きとして一段と警戒が強まりそうです。

中国のメディアによりますと、遼寧省大連の港で改修や試験航行を続けてきた空母を中国海軍に引き渡す式典が、23日午後行われました。
NHKが23日夕方、現地で撮影した映像では、空母に中国国旗や軍の旗などが掲げられ、甲板やブリッジには白い制服を着た大勢の乗員が整列する様子が確認されました。
この空母は、中国がウクライナから14年前に購入したもので、中国国防省は、運用の目的は「訓練用」と説明しています。
中国のメディアによりますと、空母は近く大連の港を出て海軍の施設に行き、そこで正式な就役の式典が行われるということです。
日本の軍事専門家は、中国が国の威信を高めるねらいで来月1日の建国記念日の前後に空母を就役させ、将来的な国産空母の実戦配備に向けて、艦載機の発着訓練などを行うと予想しています。
こうした中国海軍の動きは、海洋権益の拡大を念頭において展開能力を高める動きとして、周辺国で一段と警戒が強まりそうです。

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