国家債務の年間利子1兆4千億円超=韓国
【ソウル聯合ニュース】国家債務が急増したため今年、利子負担費用だけで20兆ウォン(約1兆4000億円)を超える見通しだ。これはソウル市の年間予算(21兆7000億ウォン)に相当するものだ。
韓国企画財政部が24日に国会の担当委員会に提出した統計資料によると、国家債務の利子負担は1〜7月だけで9兆6000億ウォンとなり、年間では21兆5000億ウォンに達すると予想された。
統計庁の推計人口(5000万4441人)をベースに換算すれば、国民1人当たりの負担額は43万ウォンとなる。
これに地方自治体の債務利子まで合わせれば、全体の国家債務利子はさらに増える。企画財政部が推定した今年の地方自治体の純債務は18兆2000億ウォンで、韓国銀行(中央銀行)の政策金利3%だけを適用しても利子は年間5460億ウォンに達する。
地方自治体を除いた中央政府の国家債務利子は2008年に13兆4000億ウォン、2009年に14兆4000億ウォン、2010年に17兆1000億ウォン、2011年に18兆9000億ウォン、今年21兆5000億ウォンに増えた。
国家債務利子が増えたのは債務そのものが増えたためだ。今年の国家債務は2008年より47.5%増の444兆9000億ウォンと推定される。
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