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「除染」の最新機器を展示9月24日 16時8分
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原発事故により放出された放射性物質の除染活動で使われている最新の機器などを集めた展示会が、東京で始まりました。
26日まで東京・北の丸の科学技術館で開かれています。
この展示会は、東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて初めて開かれたもので、会場には、福島県内で除染活動に関わる112の企業などがブースを構えて出展しています。
このうち、大手建設会社が開発した手押し車のような除染装置は、道路の表面にドライアイスを強く吹きつけ、気化するのを利用して路面に付いた放射性物質を取り除きます。
この会社によりますと、ことし3月から福島県内の高速道路で実証実験が行われ、路面の放射線量を70%低減させることができたということです。
また、東京の化学メーカーが展示している青いフィルターは、セシウムを吸着する粉末が表面に付けてあり、水路などに浸しておくだけで、水の中のセシウムを取り除く効果があるということです。
このほか、大手電機メーカーが開発したカメラは、放射性物質が発するガンマ線を見えるようにすることができ、すでに公園などの除染で活用されています。
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