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【コラム 撃戦記】

西岡が挑む真の最強王座決定戦

2012年9月25日

 ボクシングは団体が乱立し、その数だけタイトルマッチも行われる。暫定王者や休養王者もいて、暫定王者であっても防衛戦を行う。そのうえ、統一王者や名誉王者もいる。認定料稼ぎのご都合主義は否めないが、その一方で、世界ベルトが手軽になったと歓迎の声もある。

 WBCは著しい実績を残した特定の王者に、ダイヤモンドベルトを与えている。通常の防衛戦を行う義務はなく、希望すればいつでも正王者と「WBC統一戦」が可能。まさにエリート中のエリートだ。

 そのポジションに、スーパーバンタム級王座を7度防衛し、今年3月に名誉王者となった西岡利晃(36)=帝拳=がいる。10月13日、米カリフォルニア州でWBO・IBF世界同級王者ノニト・ドネア(29)=フィリピン=と対戦が決定。つまり、ダイヤモンドベルトに2団体王座が付いた、最強王者決定戦だ。

 西岡は防衛戦を海外で2度(メキシコとラスベガス)行い快勝。ドネアは6階級制覇のマニー・パッキャオを追うビッグネーム。バンタム級王者ウィラポン(タイ)に4度挑戦したが失敗し、階級を上げて王座に就いた。

 こんなスーパーファイトなのに盛り上がりはいまひとつだが、西岡にはダイヤモンドベルトに名を刻む活躍を期待している。 (格闘技評論家)

 

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