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【グラニュース】


ニッキ、トップチーム昇格

2012年9月25日 紙面から

来季のトップチーム昇格が決まったハーフナー・ニッキ

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 名古屋グランパスが同U−18所属のDFハーフナー・ニッキ(17)の来季トップチーム昇格を決定した。仮契約は近日中に行う予定で、24日までに本人と父で現清水コーチのハーフナー・ディド氏(54)に伝えた。ニッキはオランダリーグ・フィテッセの日本代表FWハーフナー・マイク(25)の実弟。兄を超える197センチで、グランパス史上最長身選手が誕生する。

 未来のグランパスを担う超大型センターバックの来季新加入が、ようやく正式決定した。ニッキの昇格は育成戦略上の既定路線だったが、24日までに久米GMが名古屋市内のハーフナー家を訪ね、父ディド氏と会談。清水でコーチを務めるディド氏も名古屋での昇格決定を喜んだという。

 197センチはクラブ史上最長身で、高さだけならJ1でも十分に通用するレベル。ただ、久米GMが「2、3年後の戦力」と分析するように、長い目で見守ることが必要だ。これまでは身長が伸び続けていたため、膝などの関節に負担をかける敏しょう系のトレーニングを制限してきた。そのため、まだまだ技術や細かい足さばきは未熟。U−18日本代表までは各年代の代表に選出されてきたが、U−19日本代表には選出されていない。

 ただ、この夏までに身長はストップ。ニッキは「やっといろんなトレーニングができるようになる。これからが勝負です」と話していた。兄のマイクも横浜Mユースから昇格後、J2への期限付き移籍を繰り返した後にプロ入り5年目でブレーク。その後一気に日本代表まで成長した。じっくりと技術を高める期間が、大成には不可欠だ。

 ニッキは名古屋市内のインターナショナル・スクールを卒業する来年6月までは、学業との両立が求められる。そのため今週中にもクラブ幹部がスクール側との話し合いを行い、卒業単位取得のための“特例措置”を要望する方針。最大限のバックアップを得て、名古屋の至宝が念願のプロ入りを果たす。

 【ハーフナー・ニッキ】 1995年(平成7年)2月16日、名古屋市生まれの17歳。SSSFCから川崎フロンターレジュニアユース、名古屋グランパスU−15を経て、グランパスU−18に所属。ポジションはセンターバックで、身長を生かしたヘッドのほか、コーチングにも秀でる。U−16、17、18日本代表。197センチ、81キロ。家族は父ディド氏、兄マイクの他、元陸上選手の母と姉がいる。

 

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