政治【民主役員人事】若手登用も露呈する人材の限界+(1/2ページ)(2012.9.25 01:22

  • [PR]

政治

  • メッセ
  • 印刷

【民主役員人事】
若手登用も露呈する人材の限界

2012.9.25 01:22 (1/2ページ)

 民主党の主要な新役員人事が24日、内定した。輿石東幹事長を続投させる一方で、41歳の細野豪志環境相兼原発事故担当相を政調会長に抜(ばっ)擢(てき)することで党内バランスを図り、次期衆院選に向けた態勢を強化する狙いがある。だが、安住淳財務相の幹事長代行への起用も含め、「たらい回し人事」の側面は否めず、民主党が抱える人材の限界をまたもや露呈した。

 「昨日、首相から連絡いただいた際は一旦、原発事故への対応、福島の課題に専念したいと申し上げた」

 細野氏は24日、党本部で首相から政調会長就任を正式に要請され受諾した後、記者団にわざわざこう説明した。福島県庁にも出向き佐藤雄平知事に「大変悩んだ」と釈明もした。

 だが、いくら続投を希望していたと訴えても政調会長を受諾した意味は重い。細野氏は代表選出馬に意欲を示しながらも、不出馬を決めた理由について「福島のことがどうしても頭から離れなかった。政府の責任者の一人である私がこの(原発事故対応の)仕事を投げ出すことはできない」と語っていたからだ。

 細野氏の“変節”ぶりに擁立に動いた一人は「この間言っていたことと全然違う」と憤然とした。

関連ニュース

  • [PR]
  • [PR]

[PR] お役立ち情報

PR
PR

編集部リコメンド

このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。
© 2012 The Sankei Shimbun & Sankei Digital