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SARSに似た新種ウイルス 英で検出
9月24日 15時41分

SARSに似た新種ウイルス 英で検出
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WHO=世界保健機関は、23日、イギリスで入院中の40代の男性から、新型肺炎「SARS」を引き起こすウイルスに似た新種のウイルスが検出されたと発表し、2003年の「SARS」の感染拡大のようなことが起きるおそれがないかどうか情報収集を急いでいます。

WHOによりますと、この新種のウイルスは、イギリスのロンドンの病院に入院している49歳のカタール人男性から検出されました。
男性は、サウジアラビアからカタールに帰国したあと、今月3日に発熱や呼吸困難など、急性呼吸器症候群の症状を訴えました。
そして、7日からカタールのドーハにある病院の集中治療室で治療を受けていましたが、11日に救急輸送機でイギリスに搬送されました。
イギリスの保健当局による検査の結果、男性から検出されたのは、新型肺炎「SARS」を引き起こすウイルスに似た新種のコロナウイルスと確認され、22日にWHOに報告されたということです。
WHOは、男性が滞在した国への渡航を制限する勧告は行わないとしていますが、2003年の「SARS」の感染拡大のようなことが起きるおそれがないかどうか、情報収集を急いでいます。

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