トップページ社会ニュース一覧3号機 鉄骨落下の瞬間映像を公開
ニュース詳細

3号機 鉄骨落下の瞬間映像を公開
9月24日 19時34分

3号機 鉄骨落下の瞬間映像を公開
K10052491811_1209241932_1209241937.mp4

東京電力福島第一原子力発電所3号機で、22日、重さ470キロの鉄骨が誤って使用済み燃料プールに落ちたトラブルで、鉄骨がプールに落ちる瞬間を撮影した動画が公開され、クレーンで鉄骨をつかみ損ねる様子が確認できました。
東京電力は、作業手順などに問題がなかったか調べています。

福島第一原発3号機では、22日、大型のクレーンを使って使用済み燃料プール周辺のがれきの撤去作業を行っていたところ、プール脇にあった長さ7メートル、重さ470キロの鉄骨が誤ってプールに落ちるトラブルがあり、その瞬間の様子を撮影した動画が24日、公開されました。
それによりますと、問題の場面は、水面から出ていた鉄骨をクレーンでつり上げようとしていたときで、クレーンの先端部分が鉄骨に当たり、バランスを崩した鉄骨が滑り落ちるようにプールの中に落ちていく様子が映っています。
東京電力によりますと、当時、現場では、鉄骨を切断しながら、がれきをクレーンでつり上げて取り除く作業を繰り返していて、問題の鉄骨は、別の長い鉄骨を切断した際にずれ落ちて一部が水中につかった状態になっていたということで、東京電力は、作業手順などに問題がなかったか調べています。
また、24日午前中に水中カメラを入れてプールの中の様子を撮影した動画も公開され、東京電力によりますと、燃料が入っているラックと呼ばれる枠組みの上には鉄骨は確認できなかったということです。
ただ、深さ12メートルのプールの底に鉄骨のようなものが落ちているのが確認され、東京電力は、25日も水中カメラを入れて、詳しく調べるとしています。

[関連ニュース]
このページの先頭へ