• TBSラジオ
  [ 2008-03-25 23:28 ]
• 「夜スペ」仮の差止めの報道
  [ 2008-03-25 08:23 ]
• 記者会見
  [ 2008-03-24 21:52 ]
• 無事会議終了
  [ 2008-03-08 20:33 ]

友人が知らせてくれました。今朝のTBSラジオの７時のニュースでは、仮の差止めを２番目に報道してくれ、内容もとてもよかったそうです。学校の目的外使用というだけでは不十分で、公教育の破壊につながることも見逃せないと言っていたそうです。

仮の差止めでは裁判官が判断しやすい範囲の違法性に絞りました。公教育の破壊にまで言及すると裁判官としてはうかつに判断できないので門前払いしやすいのです。といってもいずれにしても99.999％「却下」ですが・・・というのは仮の差止めが認められた判例は皆無に等しいからです。

TBSってテレビとラジオでは全然違うのですね。ラジオ、がんばれ！

杉並区・和田中の「夜スペ」、差し止め求め区民が仮処分申請（読売新聞）

　東京都杉並区の区立和田中学校（藤原和博校長）が、大手進学塾と連携して今年１月からスタートさせた有料授業「夜スペシャル（夜スペ）」を巡り、区民４９人が２４日、「校舎の目的外使用にあたる」として、区教委などに、夜スペの実施の差し止めを求める仮処分を東京地裁に申し立てた。

　和田中の夜スペは、２年生の希望者を対象に、大手進学塾「ＳＡＰＩＸ（サピックス）」の講師が週３～４回、有料で国語、数学、英語を教えている。

　区民らは「税金で建てられた学校施設が、一部企業の営利のために利用されるのは認めがたい。同様の目的外使用が全国の公立学校に広がる恐れがある」と主張している。

　夜スペを巡っては、スタート前、都教委が「義務教育の機会均等の点から疑義がある」と指摘したが、区教委側が「保護者らの組織が行う学校教育外活動」と位置づけたことで、都教委も容認した。

　杉並区教委の話「事実関係を確認していないのでコメントできない」

（2008年3月24日21時09分 読売新聞）


有料授業の差し止め申請　和田中めぐり杉並区民５０人（西日本新聞）

　東京都の杉並区立和田中学が１月から始めた進学塾講師による夜間の有料特別授業について、区民約５０人が２４日、「公共財産である学校施設を、１営利企業の塾に利用させるのは違法」などとして、区などに対し、授業本格実施の仮の差し止め東京地裁に申し立てた。

　申し立てたのは、有料特別授業に反対する「違法な和田中裁判の会」の呼び掛けに応じた区民で、和田中の生徒の保護者は含まれていない。授業は現在、試行段階で、本格実施になる前に緊急に差し止める必要があるとしている。

　申し立てで区民側は、営利を目的とした塾に学校施設を使わせることは、公共施設の目的を「住民の福祉の増進」と規定する地方自治法や、学校施設の目的外使用を禁じた政令などに反しており、違法と主張。

　特別授業は１月２６日に開始。保護者らでつくる「地域本部」が主催し、都内の進学塾と協力し、２年生を対象に実施している。区教委によると、４月までは試行で、５月から本格実施の予定という。

2008年03月24日20時33分


＜夜スペ＞東京・杉並区民が授業の仮差し止め申し立て（毎日新聞）

　東京都杉並区立和田中学校で、塾講師による受験対策として実施されている有料授業「夜スペシャル」（夜スペ）を巡り、区民４９人が２４日、区や区教委、藤原和博校長などを相手に、授業の仮差し止めを東京地裁に申し立てた。

最終更新:3月24日20時18分

ＴＢＳニュースの動画

ＴＢＳニュース２３では昨日和田中の特集だったとのこと。藤原校長の太鼓持ちになりさがり恥ずかしくないのか？　

杉並区立和田中学校の特別補習事業（夜スペ）に関して、午前中に杉並区に住民監査請求を提出、午後、東京地裁に仮の差止めを申し立てました。

住民監査請求は受け付けてもらうまでに１時間半もなんだかんだと難癖をつけられてうんざり。こちらが経過などを詳しく書けないのは区が情報を出さないからなのに、それを棚にあげて、「教育委員会には聞いたのですか？　文書での回答はもらったのですか？」などと逆に聞かれ、「教育委員会ではらちがあかないから監査請求するのです」と言えば、「どこが違法なのかはっきり書いていない」「監査請求は疑義を出せばいいはず。それを調べるのがあなたたちの仕事でしょう」

難癖の一例

「求める必要な措置は、学校施設を使用したこの特別補習事業（夜スペ）の目的外使用を停止させ、４月からの同本格授業も許可処分を出さないこと」という文章に対して・・・

係員：４月から本格実施することはどこに証拠があるのか？
私：新聞記事（事実証明書として提出）に書いてありませんか？
係員：ないですね。本格実施するというのは本当ですか？
Tさん：４月から本格実施するのを知らない職員がいるんですか？
私：この文章は「本格実施する場合」という前提で書いてある。そう読める。本格実施する証拠などはいらないはず。

などなど・・・主権者は私たち。あなたたちの給料は私たちが払っているのですけど。

補正するので受け付けてほしいと言って、やっと受理されましたが、審査するかどうかは監査委員が決めるということで門前払いの可能性も匂わされました。審査することになれば補正命令が出るが、審査せずに却下となれば補正も行わないとのことでした。

午後地裁へ。「つくる会」教科書の採択取り消し裁判提訴以来、２度目（他の裁判の提訴ではなかった）、地裁入口にテレビカメラ５台が待っていてくれました。取り消し裁判の時はすごい報道陣に、「今日は何かあるのかな？」と思ったら、私たちの取材でした。今回は私たちを待っていてくれるとわかりました。

テレビ、報道してくれたのかな？

申立書を受け付けてもらってから、記者クラブで記者会見。テレビカメラがいるため煌々と照明がついていました。（写真は終わって片付けているところ）。詳しい報告はJANJANに書きます。

質問は「和田中の保護者が申立人に入っているのか？」に絞られ、「現役中学生の保護者は子どもを人質に取られているので、名前は出しにくい。学校にたてつく意見は言いにくい」と答えても、あまりピンとこないようでした。

どの程度書いてくれるのかこころもとありません。

それにしても朝日新聞、毎日新聞の和田中関連記事、ひどすぎですよ。公教育なんかいらないと思っているんですね！　すでに完全に大政翼賛会です。（いまさらだけど）。

生田弁護士が上京され、有意義な相談会ができました。これから「直し」が大変です。生田さんは昨日は松山（沖縄教科書検定意見の件で提訴）、今日は東京、今まだ新幹線の中です。

生田さんには申し訳ないけど、私はもう寝ます。おやすみなさい。まだ８：３０です。明日早起きするだろうな。