昨日は愛知県刈谷市にイベントでお邪魔。懇親会で訪れた居酒屋が「居酒屋甲子園」で優勝した経験もある名店「OHANA」でした。せっかくの機会なのでレポートブログを。
ふんだんなゲーミフィケーション
場所は刈谷駅から徒歩1分ほど。駅近です。「いらっしゃいませー!」と威勢よく挨拶してくれる、元気系の居酒屋です。
まず入って驚いたのは、「生ビール12人」「トマトジュースひとつ」「マンゴー梅酒ひとつ」というオーダーに対して「すみません、マンゴー梅酒は会員限定メニューなんですよー」という返答があったこと。その場にいたほぼ全員が「会員制?」と疑問の声を上げました。
何でもOHANAには「おやじ会員」「セレブ会員」というものがあり、会員になると限定のメニューが楽しめるとか。こちらは会員メニュー。カクテルなどが1.5倍になったり、ウーロン茶150円だったりお得なようです。
会員になるためには、「おやじセレブつまみ」を注文する必要があります。たこわさやイカなどが対象で、入会料を含めた480円と少し高めの価格設定になっています。
これらを注文すると「おやじシール」または「セレブシール」を貰うことができ、会員メニューを注文することができるようになります。
接客にはこだわりがあるようで、予約者の名前付きのウェルカムペーパー的なものがテーブルに置いてありました。全部手書き!
料理も美味しかったです。こちらが名物「焼豚のけむり焼き」。
サーブする時にものすごい煙があがります。熱い鉄板に水を差して、水蒸気を上げている?のだと思われます。エンタメ要素あります。
なぜか写真を取り忘れてしまったのですが、「ゼロ円メニュー」という面白要素も用意されています。昔マクドナルドにあった「スマイルゼロ円」みたいなヤツですね。食べログを見ると、手品なんかもあるみたい。せっかくだから注文してみればよかった…。
というわけで、なかなか楽しい居酒屋でした。今風にいえば「ゲーミフィケーション」が効いています。懇親会にはぴったりですね。素敵なお店を予約して頂き感謝です。
印象的なのは「マンゴー梅酒は会員限定なんですよ」と言われた時に発生した場の力学。ほぼ全員の頭に疑問符が浮かぶ中、何度か来店して既に仕組みを知っている方は「そうなんだよ、ここは会員メニューがあるんだよ」と、半強制的に教える立場に回ることになっていました。こういう会話や関係を生み出させる仕組みはうまいですね。東京だと塚田農場が近いかも。
関連本。ポチっときました。