台湾系フォックスコン:中国工場で操業停止-従業員の争いで
9月24日(ブルームバーグ):台湾系の富士康科技集団(フォックスコン)は中国・山西省太原にある工場の操業を24日に一時的に停止することを明らかにした。同工場の宿舎で23日深夜に従業員同士の争いが発生したことを受けたものだが、この争いは24日朝方に収拾したという。
フォックスコンの広報担当ルイス・ウー氏(台北在勤)はブルームバーグ・ニュースの24日の電話取材に対し、「従業員に冷静になるための時間を与えたい」と説明。同工場では7万9000人の従業員が携帯電話などの生産工程に携わっている。
ウー氏によれば、外部に運営を委託している従業員宿舎で23日午後11時(日本時間24日午前0時)ごろ、対立する従業員グループ間の争いが発生、最大2000人を巻き込んだ騒ぎに発展した。24日午前3時ごろに治安当局や警察が事態を収束させたという。同氏は、一部の従業員が警察に拘束されたと話したが、詳細は明らかにしなかった。
フォックスコンの郭台銘会長は24日午前5時ごろに状況の説明を受け、争いが発生した工場で同日の操業を停止するとの経営陣の決定に同意したとウー氏は語った。
原題:Foxconn Shuts China Plant After Fight Brought UnderControl (1)(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:台北 Tim Culpan tculpan1@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:Michael Tighe mtighe4@bloomberg.net
更新日時: 2012/09/24 14:00 JSTニュース一覧
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