尖閣へ向かったとされる1000隻の漁船については、依然、確認されていません。
(青木俊憲記者報告)
中国の国営テレビは、18日夜から漁船が尖閣海域に近づいているという情報を詳細に報じ始めました。浙江省の漁船22隻が尖閣諸島の北側60海里以内に近づいているなどと、漁船の位置データを見せながら細かく伝えています。しかし、東シナ海の漁が解禁されたばかりで、中国近海には今、魚がたくさんいます。わざわざ遠出をする必要はありません。日本側をけん制するカードとして使っている可能性があります。
(Q.18日まで8日間続いていた反日デモの19日朝の様子は?)
このデモはまだ起きていません。19日午前に入った情報によりますと、北京の警察当局が、北京の大使館前でのデモを禁止する通達を出したということです。18日の時点では、19日もデモが開かれる予定でした。大使館前の道路を封鎖する方針だったため、通学路となっている北京の日本人学校も休校を決めました。しかし、19日になって、警察当局が「デモを禁止する」という通達を携帯のショートメールで一斉に配信しました。もう1つ注目なのは、次のトップに内定している習近平国家副主席とパネッタ国防長官が尖閣問題で会談したことです。中国各紙は「日本は、中国がアメリカを誘惑するのを心配している」などと大きく報じていて、19日午前、中国メディアもこの会談を速報しました。習氏は「米中関係のさらなる発展を希望する」などと述べたということです。中国は国内の沈静化を進める一方で、日本への圧力、そして外交攻勢はますます強める方針です。