【おすすめ授業】方言学入門

 学生からの人気が高い方言学入門。昨年は200名ほどだった受講者は今年は500名と倍以上でその人気は留まるところを知らない。担当している文学部の日高水穂教授によると、その人気の理由は音声を多用することにあるという。先生が一方的に話すのでは生徒が退屈してしまう。そのため日高教授は実際に全国各地の方言で読まれた桃太郎の音声を流したり、秋田弁で歌われた大きな古時計を聴かせたりと実際に耳で聞かせることに力を入れている。また言語地図の作成や看板などに使われている身近な方言など目で見る方言も取り上げているそうだ。西日本は方言に関心のある人が多いという。それゆえ日高教授は「やっていて楽しいし、やりがいがある」と話す。また授業を通して、「全国の方言を俯瞰した上で、自分の地域の方言を見つめなおしてほしい」と語った。

【9月24日 関大タイムス=UNN】

 

【関大タイムス】



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