最近、筆者への浮気調査の依頼の中で、ある分野のものが増えています。それは「彼が『LINE』で浮気相手とやり取りしている」「彼女が元彼と『Facebook』のメッセージでやり取りしている様子だ」といった、SNSを主軸とした連絡方法によるものです。
その背景として、今までのガラケーと呼ばれる携帯電話の時代からスマホの時代に急速に移り変わっていることがあります。その結果、昨年以降、そのような悩みを抱える方々が徐々に増えつつあり、この傾向はこれからも加速すると思われます。
そこで、実際にあったクライアントさんの事件簿をご紹介したいと思います。まずは最近人気急上昇のアプリ『LINE』からです。
■1:画面通知で浮気が発覚
ロックをかけているから安心だと思っていたのか、その辺にiPhoneを置いておいた彼。その時、彼女の目の前で『LINE』のメッセージ通知がきました。何の気なしにiPhoneの画面を見てみると、一目見て浮気相手とわかる女性からのメッセージでした。ロックがかかっているので、その先まで見ることはできなかったのですが、その通知だけでも事実を知ることにはなったのでした。
意外にもメッセージ通知だけで、有力な情報になると言うことですね。
■2:夫の『LINE』にログイン
スマホで『LINE』を利用する夫が、頻繁に誰と何をしているのか訝しんだ奥さんは、想像できるアドレスとパスワードをパソコンで入力。すると、いとも簡単にログインできてしまいました。その結果、『LINE』でコッソリ行われていた夫の秘密を知ることになったのです。事実、この奥さんは、浮気調査を行った際、夫が『LINE』のメッセージで愛人女性と待ち合わせをする場所、次回のデートの予定など事細かくやり取りをしていたことから、あっという間に証拠をおさえることができたのでした。
LINEは他のスマホでは認証が行えない仕組みですが、ログイン用のアドレスやパスワードを設定されていれば、パソコンからもやり取りが可能です。この便利な仕組みを利用した情報漏洩が、いま身近に起きているということですね。
『LINE』はその手頃さから急速に会員数を増やしていますが、手軽ということは、その分、恋人や結婚相手が覗き見ることも容易ということになります。メールに代わるコミュニケーションツールとして利用する機会も増えていくでしょうが、今後は使う側も気をつけなくてはなりませんね。
同様に利用者の増えている『Facebook』から浮気が発覚するケースについては、別の記事で改めてお伝えしたいと思います。
【浮気シリーズ】
※ 浮気調査のプロが話す意外に身近な相談例13パターン【1/3】