今日は江掘りの日。みなさんのおかげで、ええもんになりました!

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    みんな寄って江ぇ掘りしょっさ〜と、呼びかけての、
    今日が、江掘り当日です。

    でも、朝、起きたら雨。
    ああ〜・・・予報、はずれずです。

    まぁ、小雨決行ということになっていますので、やりますよ。
    でも、集まっていただけるかなぁと、心配しておりました、が・・・

    江掘り挨拶 

    こんなにたくさんの方にお集まりいただきました。
    ボランティアの皆さん51名です。
    すごい!!

    しかも、市内はもちろん、県外からも参加があり、
    この時点で、本当に感激です!

    さっそく、手分けしながら、作業にかかりました。

    今日のメインの水路は、笹鼻江。
    池ともつながっている、長さ約200mほどの水路です。

    (画像大きくなります)
    笹鼻江 笹鼻江

    昔はもっと狭い水路でしたが、
    長年放置されている間に、イノシシに掘られたり、
    弱い土手面が徐々に崩れてしまったりして、
    両側から手を伸ばして、届くかどうかという幅になっています。


    堀切江 堀切江

    こちらは、堀切江です。
    こちらは、数年前に水路の補修もし、江掘りも行っていたので、
    笹鼻ほど広くも深くもありません。
    女性陣やこどもたちに掘ってもらいました。

    セイタカ隊 セイタカ隊

    道具が全員分なかったので、
    大人もこどもも合わせてのセイタカ抜き隊を結成!
    にょきにょきと見えるセイタカを抜きに、
    藪の中に突進していきました。
    セイタカ抜き、特にこんなに大きくなってしまったものは、
    抜いた草をこの藪の中から運び出すのが大変。
    今回は、人手の多さを活用して、バケツリレー式に運び出しました。


    セイタカ隊 セイタカ隊
    チビッ子もちゃんと草運びのお手伝い。こども用軍手でも大きかったね(笑)

    抜きながら奥へ進んでどこにいるのかわからない。(画像右)
    「おお〜〜い!手を振って〜〜!」
    「ここだよ〜〜!」
    画像大きくしてみると、軍手の手が見えます(笑)


    堀切江 堀切江

    さて、堀切江はずいぶんとれましたが、
    水路に根木(大昔生えていた大きな杉の根っこ)があってとても苦労しています。(左)

    道を越えて通っている堀切江の続きも掘りました。(右)

    笹鼻江 笹鼻江
    笹鼻江はどうなったかな?
    おお〜〜〜〜!みんなが遠いです。(左)
    そばまで行くと、ちょっと?だいぶ?お疲れの様子ながら、
    がんばってくださっていました。
    それにしてもすごい!

    笹鼻江 笹鼻江
    追い抜いて、先頭の皆さんの作業を池を背中にしてぱちり。
    私のすぐ後ろには、池が広がっています。

    池からの水の流れが出てきて、時間もいい時間になりましたので、
    おやつの合図とともに、終了となりました。
    池近くから帰ってくる皆さんです。(右)
    お疲れ様でした〜〜


    今日の成果です。

    セイタカ隊
    セイタカアワダチソウ、ずいぶんなくなりました。
    少し残っているのは、カヤの巣が見つかったので、
    ちょっと遠慮したから。
    カヤへのご配慮、ご協力、ありがとうございました。

    堀切江
    堀切江、すっきりですね!
    水の流れもよく見えて、水底に動きのすばやい魚が見えました。

    笹鼻江
    笹鼻江です。
    奥まですっきりと掘ることができました。
    まさか、たった2時間足らずの作業で、
    池まで通すことができるなんて、思いませんでした。

    減反政策で田んぼが放棄されるようになってから、
    村中総出の年中行事だった「江掘り」も、
    その頃から人手が減ってできなくなったそうです。
    確かに、これくらいの人数がいなければ、とてもじゃないけれど、
    他の水路も合わせて掘るなんてできません。

    田んぼをするということの大変さは、
    その田んぼだけでなく、水の管理やら、山の管理やら、
    周囲の環境の整備のすべてを合わせての大変さ。
    だからこそ、村の人たち同士の助け合いの大切さを、
    あらためて思いました。

    江掘り終了

    いやいや、みなさん、本当にお疲れ様でした、ありがとうございました〜
    休んで、アイスモナカやシューアイスなど、
    疲れた体に、甘い物の補給をどうぞ!

    江掘り終了

    とっても満足そうな皆さんをパチリ!
    本当にお疲れ様でした〜

    作業してくださった皆さん、
    今回の江掘りは、本当に多くの皆さんのお力でできました。
    汚れるし、疲れるし、本当に大変な作業ですが、
    流れの戻った水路を見て、また手伝うよって思ってくだされば幸いです。

    ご協力をいただきましたこと、心から感謝いたします!

    どうぞ、ぜひ、来年もよろしくお願いいたします!



    本日の江掘りイベント、あります〜〜!

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      おはようございます!

       本日の江掘りイベント


      あります!!

      皆さん、どうぞ、よろしくお願いいたします〜〜!



      エゾトンボが入ってきました

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        センターの中にエゾトンボが入ってきました
        数日前にも入ってきたそうで、捕まえて逃がす前に
        写真に撮りました。
        胸部のメタリックな色が特徴です。


        ピントがいまいちですが、目もきれいな緑色です。


        産卵弁が出ているので、タカネトンボではなくエゾトンボであろうと
        判断しました。

        中池見では、オニヤンマやギンヤンマ、シオカラトンボや
        オオシオカラトンボもまだ飛んでいますが、
        ナツアカネが稲刈り後の田んぼの上でつながって産卵していたり、
        ポールの先にはノシメトンボがとまっていたり
        水路の上をオオルリボシヤンマと思われる青いトンボが飛んでいたりと
        相変わらずいろんなトンボに出会うことができます。


        出会えると言えば、明日は江堀りの日。
        江堀りをすると、開けた水面にトンボが寄ってきます。
        きっといろんな生き物に出会えますよ。

        ただ、天気がどんどん変わり、気が付けば、小雨な予報に・・・
        なんでやねん!と思いながら、
        いや、昨日の例がある、予報なんてあてにはなりませんよ(笑)
        っていうか、小雨決行なんで、
        とにかく、小雨が大雨にならないことを祈りましょう。

        皆さん、どうぞ、明日はよろしくお願いいたします!




        局地的すぎる!このどしゃぶり!

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          昨日終わらせられなかった定例の調査にでかけました。

          朝方に雨が降ったものの、それ以降は降りそうにない天気予報。
          さっそうとでかけて、湿地の中を見回ります。
          夏の初めころまではたくさん浮かんでいたオオアカウキクサが、
          ぐっと暑さが増した頃から、一気に消えてしまいました。
          それが復活したみたいだと聞いていたので、確認に・・・

          コシマゲンゴロウがちょこまかと動き回っています。
          コシマゲンゴロウ

          あ、ありました〜
          ちょびっとですけど、ほかにも点々と、出ています。
          ちょっと涼しくなったせいでしょうか。
          見た感じは、まだほんのちょっとですが、元気そうです。
          これから、また増えてくれるのではないかと思いました。

          オオアカウキクサ

          よかった、よかった〜と、幸せ気分で見回っていたところ、
          ぽつ、ぽつと・・・
          え?降るんだった?

          と、いう間に、いきなりの大粒の雨です。
          慌てて、山際の木陰に避難してやり過ごしますが、
          小降りになっても、またすぐにどしゃぶりに変わり、
          なかなか、帰るに帰れません。
          調査も、あとほんの少しで終わりなのに、何とも残念。
          どしゃぶり

          また少し止みかけたところで、調査はあきらめて、
          ダッシュでセンターに戻りました。
          戻ったところで、またさらにひどい雨。

          どしゃぶり

          なんで?
          こんな予報じゃなかったよね〜と、さんざん恨み言をいいながら、
          外を眺めていました。

          ちなみに、午後は腹立たしいような陽射しが・・・(苦笑)
          遠足の下見に来られた市内の保育園の先生方に、
          午前中はひどい雨でしたね〜〜と、話しかけると、
          怪訝な顔で、いや、ぽつぽつとしか降りませんでしたよ、ですって。

          局地的ったって、局地的過ぎませんか?(笑)
          なんだかなぁ・・・



          こんなんなってたんや〜〜! 支洞(しぼら)の炭焼き跡

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            鳥越の山側あたりには、
            支洞(しぼら)という場所があります。
            その支洞に向かう道ということで、
            中山の山沿いの道をシボラ道と呼んでいます。

            その支洞には、炭焼きの跡があると聞いていましたが、
            いつもうっそうとしていて、
            見ても何だかよくわかりませんでした。

            炭焼き跡草刈り前 
            ここに、炭焼き跡があるらしい・・・(1週間前に撮った炭焼き跡らしき場所)

            それで、先日、この話を中池見会の皆さんにお話ししたところ、今日・・・

            「きれいにしてきたぞ!」

            写真も撮ってきてくれました。
            おお〜〜!

            炭焼きの跡
            上の画像とほぼ同じアングルで撮っているのですが、
            これなら、囲っている形がわかりますね。
            そうかぁ、こんなんなってたんや〜〜!

            ちなみに、センターの近くには、
            炭焼き窯の復元したものが屋外展示してありまして・・・
            炭焼き窯
            この屋根や手前の木組みがない状態を考えると、
            山の斜面をうまく利用して、背面の壁にした造りや、
            囲った感じのイメージがぴったりです。
            囲う部分は、石を積んでその隙間を土で埋めて作るそうです。
            ふ〜んなるほど〜

            煙突の跡
            で、この指をさしてくれているところが、
            煙突があった場所なんですって。
            へぇ〜〜〜

            というわけで、鳥越の道もきれいに草刈りしてくれました。
            鳥越
            これから、シボラ道を散策されるときには、
            道から、きれいに炭焼きの跡が見えますので、
            どうぞ、一度、ご覧くださいませ。



            田んぼで見ると、喜びもひとしおです、マルバノサワトウガラシ。

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              先日稲刈りが終わった田んぼの中をのぞいてみると、
              一昨年の今頃には必死に探していた、
              マルバノサワトウガラシが咲いていました。
              昨年もあった場所なので、
              きっとあると信じて、稲刈りを待っていました。
              マルバノサワトウガラシ 

              実は、ミュージアムの前に置いてある展示コンテナの中に、
              デンジソウやミズニラといっしょに、
              このマルバノサワトウガラシも、わんさか生えていて、
              わんさか咲いています。
              ちょっと多すぎて、他の二つの存続が危ないと思うほどです。

              コンテナに植えたわけではなく、
              元々、デンジソウがあった場所の泥の中に種が残っていたのだと思いますが、
              デンジソウの展示のつもりがいっしょに出てきてしまっているという、
              大変贅沢な話です。

              でも、やっぱり田んぼの中に出てきてくれたものは、
              同じ花でも感じ方がちがいますね。
              しかも踏まれずに、刈られずに、上手に残ってくれてました。
              ちなみに、周囲には、ああ・・・という、残念な子たちも(苦笑)。
              そこは、田んぼですからしょうがない、むしろ、
              そういうものもあることで、そんな中でもどっこい生きてる感が、
              田んぼ雑草らしくていいとも思います。

              ミュージアムの前のコンテナのようなわんさかと咲くマルバノサワトウガラシが、
              田んぼの中に出現する日がきてくれるでしょうか。
              きっとそんな日がくる、そう信じて、また来年もみんなで田んぼをしたいです。
              マルバノサワトウガラシ

              生きてるうちに会いたかったなぁ、タカチホヘビと対面

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                昨日、中池見で鳥の調査をされている方から、
                タカチホヘビの死体を見つけたと連絡がありました。

                中池見では本州で確認されているヘビ8種が全て見られます。
                その中でもタカチホヘビはなかなか見つからないうえ、
                全身に強い光沢があり、とてもきれいなので
                これまでに7種のヘビを見てきた私にとって憧れのヘビでした。

                そしてついに、タカチホヘビとご対面、、、

                タカチホヘビ

                あぁ、踏まれてる。
                想像はしていましたが、ちょっと残念。

                タカチホヘビ

                タカチホヘビは福井県の要注目種のようです。
                うろこが小さくて地肌が見えてたり、目が小さかったり、
                地下生活に適応した特徴が良く分かります。
                っていうか、わかりますか?

                ほかにも背中の黒い筋や頭の強い光沢など
                個性的できれいな蛇です。

                生きているうちに会いたかったなぁと思わせるような
                特徴のはっきりした、きれいな、大人のタカチホヘビでした。



                みんなうなだれてるけど、バテてるわけじゃないんです、キセルアザミ

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                  秋の花、あれこれと咲き始めています。
                  先日ご紹介した、ヤブランやツリガネニンジンなど、
                  山際に咲く花のあれこれに加えて、
                  湿地の中も、サワヒヨドリやキセルアザミなど、
                  だんだん賑やかになってきました。
                  これから、どんどん様子が変化していく楽しいシーズンです。

                  秋の花


                  キセルアザミ 

                  うつむいた姿が、時代劇でよく見るキセルに似ている、キセルアザミ。
                  今年はよく咲いています。
                  みんなでうなだれてますね(笑)

                  いつまでも猛暑が続く今年にこの姿を見ると、
                  もう、バテバテ、勘弁してよ・・・って・・・
                  それは、ここの所の私のボヤキでした(笑)


                  歩いて癒される道、後谷の道を、どうぞゆっくりと歩いてお楽しみください!

                  0
                    中池見湿地へのアプローチは、
                    余座方面からこもれびの道を上がっていただく方法と、
                    樫曲など地元の皆さんが作業のために利用される、
                    後谷の道をお越しいただく方法とあります。
                    余座方面からお越しになると、駐車場があり、そこから歩いてあがれますが、
                    樫曲からは、駐車場がなく、
                    後谷をそのまま車で湿地の中まで入ってこられる方も、
                    最近増えました。

                    でも、後谷の道は細くて、行き違いができないためとても危険ですし、
                    奥は行き止まりです。
                    後谷の入り口に車を停めて、歩いて入っていただくために、
                    このたび駐車場ができました。

                    後谷の駐車場 

                    この駐車場に車を停めていただき、
                    青い看板の矢印方面に向かって500mほど歩いていただくと、
                    目の前に湿地が広がります。

                    後谷の道
                    ↑歩くのにいい感じの里道でしょう?
                    この谷は、昔は棚田の風景が広がる素敵な場所でした。
                    その風景に少しでも近づこうと、今年、復田したりもしました。
                    (残念ながら、イノシシの被害にあってしまいましたが・・・)
                    今も、休耕田には、この時期ミズトラノオが咲いています。

                    お地蔵さん
                    ちょうど湿地までの真ん中あたりにある、お地蔵さん

                    ゲンノショウコ
                    お地蔵さんの前には、今、ゲンノショウコが咲き乱れています。

                    どうぞ、お時間がある方は、
                    後谷からのアプローチも、ゆっくりと歩いて楽しんでみてください。
                    ちなみに、後谷からセンターまでは、左手の深山沿いに約1キロです。
                    昔の名残のゲートもありますが、歩く分には横から通れます。

                    ぼちぼちと案内看板なども整えていきますので、
                    そのあたりはもう少々お待ちくださいませ。



                    自然観察会で盛り上がったお腹パンパンのカマキリ

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                      先日開催した9月の自然観察会、
                      「田んぼの世界をのぞいてみよう」では、
                      いろんな草花、生き物をご覧いただきましたが、
                      その際に、参加していたお兄ちゃんが捕まえたカマキリです。
                      デカ!

                      カマキリ

                      特に、目を引くのはパンパンのお腹。
                      これはハラビロカマキリの仲間のメスだそうです。

                      ただし、お腹の中身は、卵か、もしかしたら、ハリガネムシかも・・・と、
                      スタッフFくんが何気なくつぶやいていました、
                      こわ〜〜〜(苦笑)

                      ハリガネムシとは、カマキリなどに寄生する生き物です。
                      出てきたものを見たことがありますが、
                      本当にハリガネみたいでしたね、何とも不気味でした(笑)

                      それにしてもハリガネムシがお腹から出てくるために、
                      宿主を水辺に誘導するって、本当でしょうか?



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