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【芸能・社会】

松坂桃李 蜷川舞台初出演 来年4月上演「ヘンリー四世」

2012年9月24日 紙面から

 俳優松坂桃李(23)が“世界のニナガワ”と勝負する。来年4月に演出家蜷川幸雄氏(76)が芸術監督を務める彩の国さいたま芸術劇場で上演される「ヘンリー四世」で、松坂が蜷川作品に初出演することが、23日分かった。

 藤原竜也(30)、小栗旬(29)、嵐の二宮和也(29)と松本潤(29)、生田斗真(27)らを抜てきし、若手俳優の登竜門となっている蜷川作品に、NHK連続テレビ小説「梅ちゃん先生」でヒロインの夫を演じ人気急上昇中の松坂が挑む。同劇場の「彩の国シェイクスピア・シリーズ」第27弾「ヘンリー四世」で、後にヘンリー五世となるハル王子を演じる。主役の老騎士フォールスタッフは吉田鋼太郎(53)が演じる。

 念願がかなった。「蜷川作品の舞台に立つ役者は、魂むき出しですさまじいパワーを感じる。いつか自分も同じ環境に身を置き、経験してみたいと思っていた」と松坂。昨年1月に主演した初舞台作品「銀河英雄伝説」のときは毎朝、小栗旬主演の蜷川作品「カリギュラ」(07年)のDVDを見て、気合を入れてから家を出ていたという。

 蜷川作品に参加したいという思いが募り、昨年5月からは窪塚洋介(33)主演「血の婚礼」の稽古場を自主的に3回見学した。「非常に緊張感のある刺激的な空間だった」とあこがれを強くしていたところに、本作のオファーが届いた。

 蜷川氏は「以前から映像で見て、今時の若者には珍しいナイーヴさがあり、スケールの大きい俳優になりそうだと思っていた。稽古場に何度か遊びに来たのですが、明るくて、これから一緒にクリエーティブな作業をやっていくのが楽しみな俳優です」と期待を語る。

 灰皿が飛んだりと稽古の厳しさも有名だが、松坂は「逃げる気はないしあきらめたくない。とにかく、くらいついていくだけ」と貪欲だ。「体まるごとぶつかっていったら何が起きるのか…。未知の世界と出合えるのではないかと期待しています」。役者として新境地をつかむ覚悟だ。

 

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