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4 4月25日アンカー青山繁晴氏・・「中国は必ず尖閣の資源取りに来る!」

2012/04/26 13:19

 

 青山繁晴

「そうです。あの、潜在的であるからこそ、奥深い本質的な、変化なんですよね。ということは日本はどうなってるかと言うと、こうです」

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村西利恵
「こうした欧米の変化で、日本は自分でやるしかなくなっていると

青山繁晴
「はい。もう、西欧民主主義とか、あるいはヨーロッパアメリカと、を、あてにすることはできない。自分でやるしかない。自分でやるためのカギは、実は1コしかないんです。それは何かと言うとこれです」

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村西利恵
そのカギは、『自前』の資源

青山繁晴
「はい。従ってですね、その、今までは自前の資源があっても、それを、ま、40年以上も無視してきた。そして、さらにそういう、いわば、従来型の資源だけじゃなくて、日本はもう、10年ぐらい前からメタンハイドレートっていう新しい資源、それも日本の自前の資源ですね、この番組で何度もやりましたが。それも合わせて全部無視してきたんですが、もうそれができなくなってるわけですよね。で、その上で、じゃあその尖閣は、実は島はこんなにちっちゃいけど、海底資源がこんなにあるって話ですから、もう一回言いますが、資源の話です。だからそこを中国は取りに来ようとしてるんだから、さっきの皆さん、惑星直列で、えー、言うとですよ、今、僕の前半の話には、中国だけはまだ抜けてますよね(一同同意)。えー、中国は、中国は10月に共産党大会をやる予定、選挙じゃない、独裁の国ですからね。じゃあ中国はどう出てくるのかを当然このあと後半に考えなきゃいけませんが、それに向けてのキーワードは、これです(フリップ出す)」

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村西利恵
「ここでズバリキーワードは、『ポジティブ』。これから尖閣問題で中国側はどんな動きをとってくるんでしょうか。このあと詳しく話していただきます」

(いったんCM)

山本浩之
「さ、世界の動きはだいぶ分かってきました。さ、問題は中国です。続きをお願いします」

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青山繁晴
「はい。これあの、さっき見ていただいた写真なんですが、かつての日本はこの下に資源あるのを知らなかったから、上で経済活動やってただけですけど。だから本当はさっきの話に付け加えて言うと、今度は、こういう例えばですね、古い工場じゃなくて、資源をつくるための拠点をここにつくればいいってことになるわけですよ(一同同意)。で、従って、資源は、どこの国にとっても根幹ですから、この、石原さんの動きに中国は激しくものを言うと思ったら、少なくとも今の胡錦濤国家主席と、温家宝首相は、現時点では何も言ってない。そしてこの方だけが発言したんですね。出して下さい」

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村西利恵
「きのう河野洋平衆議院議長と会談した、習近平次期国家主席は、この石原都知事の発言に対して、『日中間に時々問題が起こるのは不思議ではない。これらは小さい問題で、善意と友好の気持ちがあれば解決できる』と…」

山本浩之
「意外ですよね」

岡安譲
「ほんとにね」

青山繁晴
「ずいぶん抑えた言い方になってるというふうに、報道もされましたが、あの、ありのままに申しますが、僕は全く意外じゃなかったです」

一同
「そうなんですか?」

青山繁晴
「ええ。あの、人間も言葉も予想通りで、まず、習近平さんが必ず発言するだろうと思ってました。というのは、習近平さんは軍に近いので。軍は尖閣諸島に非常に関心が強い。なぜかと言うと、軍がエネルギーをやってるからです。日本だと自衛隊がやるってのは考えられないけど、世界の常識なんですね。だからこの記事に反応するのは習近平さんだろうと思い、そして河野洋平さんていう、元自民党ですけれども、親中派が行った時に、さっそくその機会をつかまえるに違いないと思い、そして、こういうふうに、いやいや、こんなの大したことないんだと。つまり、石原慎太郎さんが投げた石を受け取る、あるいは石原慎太郎さんの、いわば、揺さぶりに乗るんじゃなくて、いや、そんな大したことないって言うだろうと思ったんです。で、それに加えてもう1コ、その、いわば過剰反応しない、ちょっと知らん顔を、いわばしてみせる、本当の理由は、もう1つ、これがあるんです。出して下さい」

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村西利恵
中国が過剰反応しない本当の理由は、南シナ海の資源問題だと

青山繁晴
「はい。実は、ここに中国があって、ここに私たちの尖閣諸島があってですよ、中国にとっては、この東シナ海と同時に、南シナ海の資源をどうやって確保するかが、中国のどんどん増えていく人口を生き残らせるための、大事なカギになってると思ってるわけですよ。で、この南シナ海についても、えー、僕たちが国際学会行ってみると、中国は南シナ海のメタンハイドレートの話ばっかり発表するわけですよね。で、かつてこの『アンカー』で、そのメタンハイドレートも含め、それから既存の天然ガスその他もここにあるとみられますから、ここのベトナムと、戦争になりそうだって話しましたね。で、というのは、そのベトナムアメリカが支援したからですが。ところがその後、ベトナムはいわば、膝を屈しました。えー、ベトナム共産党のトップが、わざわざ去年の10月に中国に行って、そしてこの南シナ海の資源は、共同開発しましょうねっていうことを、中国との間で共同声明出したんですよ。実際そのあと全然進んでませんよ?つまり、ベトナムはいわば、やっぱり、海軍の戦いっていうのはベトナムはほとんどやったことがないので、無理だっていう判断をしたようです。これは推測も含めて申しますが。ところがですよ、アメリカベトナムがこうやって膝を屈したからそこであきらめるんじゃなくて、むしろアメリカ自身が出てきたんですね。はい、それちょっと出して下さい」

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村西利恵
アメリカは去年の11月にオーストラリアに駐留することを発表し、実際に今月3日になって、ダーウィンに海兵隊の第1陣、およそ200人が到着しています。さらには現在、フィリピンでの駐留も交渉中だということです」

青山繁晴
「これは、いわばさすがと言うか、アメリカはやることが早くてですね」

岡安譲
「早いですねー」

青山繁晴
「さっき言いました通り、去年の10月に、ベトナムの共産党トップが中国行って、ああ、ベトナムは、あきらめた、まぁあきらめたっていのは言い過ぎですけど、当面は中国に、膝を屈したなと思ったら、その翌月には、じゃあアメリカ自身が今度はこのオーストラリアに初めて海兵隊を出すぞと、言って、そのあともう、今月は、もう第1陣200人の武装部隊が、もう行っちゃったんですよね。で、それだけじゃなくて、ベトナムがダメなら、じゃあフィリピンに乗り換えてでも、その、南シナ海で、中国に対抗するぞと。これ別にアメリカの資源じゃないんだけれども、中国が、その、資源を理由に、この海全体を支配することは許さないっていう厳しい姿勢に出てるんです。なぜアメリカがそういう姿勢に出るかって言うと、本当の理由はこれです」

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村西利恵
アメリカは経済で中国を重視しているから

青山繁晴
「オバマ政権は、もうとにかく中国との経済関係が、アメリカの経済を建て直すための一番大事なカギだってこと、方針決めました(一同同意)。で、日本の、敗戦後の日本の考え方だったら、じゃあ中国にはご遠慮申し上げなきゃいけないから、例えば尖閣諸島を国有地にしたり、そんなのとんでもございませんって話になるんですが、アメリカだけじゃなくて、世界の常識は逆なんです。これはですね、あの、一昨日、僕は東京の経営者の集まりで講演して、で、その時にですね、あの、ご質問が出て、我々はみんな中国に企業を出して、あの、工場を出していて、あるいは支店を出していて、中国との関係深くなったから、青山さんみたいに中国に厳しく言えないっていうご意見が出たんで、じゃあ、この中で、中国に進出なさって、黒字の企業、手を挙げて下さいって言ったら、もう静まり返って誰も手を挙げられない

一同
「ないんですか…ほうー」

青山繁晴
じゃあ赤字の方って(言ったら)、全員挙げたんです

一同
「へえー」

青山繁晴
「ね。で、それは、いわばテレビカメラが入ってない所だから、本当のことを申されたと思うんですが。これは要するに日本がそういう弱い姿勢でいると、中国は、この地区の共産党の書記が、もう好きなようにルール変えますから。実は中央集権じゃないんですよ。共産党の中央がどうであれ、地区で変えてしまうから、もうどんどんルール変えられるから、もう黒字になろうとしたらもうルール変えられて、その部分持っていかれるってことずっと続くわけですよ。それが分かってるからアメリカは、もうむしろドーンと中国に、その、厳しく出てるわけですね。そして中国はそのアメリカと向かい合うために、当面は東シナ海はもう静かでいてもらいたいから、いわば石原慎太郎さんの、いわば、ま、挑発っていう言葉は適切じゃないかもしれないけど、投げた石に反応しないふりをしてるわけですよ。しかしこれは、いつまでもそのままではすまないんです。やがてはこうなります」

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村西利恵
「情報当局者によると、『習近平次期国家主席が就任すると、中国は尖閣諸島に軍を出す恐れがある』

山本浩之
「何か言ってること全然違うじゃないですか」

青山繁晴
「はい。えー、すなわち、今はそのように言ってても、やがて本当に就任するとですよ、実は習近平さんには1コ、もう1コ問題があって、さっき言いましたね、中国は実は中央集権じゃなくて、地区の共産党の書記が、異常な力を持ってる。そのうちの1つ、重慶で大事件が起きて」

山本浩之
「ありました」

青山繁晴
「その重慶で、習近平さんの方に近かった人を失脚させて、今の胡錦濤国家主席が、政権変わっても、そのあと影響力持つぞと言ってるんだから、どうしても軍を頼らざるを得ない。そして軍は、尖閣諸島をあきらめることはあり得ません。やがて、すごく早かったら年内にも、実際に軍艦を出してくることだってあり得るわけです。で、この話聞いてると、やっぱり日本はダメだダメだって話に聞こえるでしょうが、違うんです」

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青山繁晴
「もう一度このフリップを見ていただくと、僕はあんまり外来語を使いたくないんですけれども、しかし今日の最後のキーワードもう一度出すと、ポジティブ。ネガティブじゃなくてポジティブな面がすごくある。ちょっとこの地図を見ていただくとですよ」

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青山繁晴
「つまり、日本はこの尖閣諸島に自前の資源があるってことを42年前に、国連から言ってもらいながら無視してきた。あるいはこの韓国が今、奪ってる竹島の南にも、メタンハイドレートがたくさんあって、前に『アンカー』でやりましたね、尖閣諸島の北も含めてずーっと北海道から、北方領土までメタンハイドレートが続いてる。今までは、それを活用するっていう動機すら見つからなかったんですよ(一同同意)。しかし今回、今になると、アメリカヨーロッパが崩れていくことに加えて、そして中国はやがて、むき出しにこの資源を取りに来ようとするから、実は私たちの考え方さえ変われば、日本はそれに対抗して、初めて自前の資源で歩こうとする国に変わる。そうすると、今の社会の閉塞感というものも、僕は打ち破られていくと思います」

山本浩之
「よく分かりました。ありがとうございました」

____________________________内容紹介ここまで


石原さんの「尖閣購入」発言に対する中共の反発が控え目なので、逆に不気味だなーと思ってたら、なるほど、そういうことですか(T^T)

余談ですが、紅の傭兵、もとい河野洋平(敬称つけたくない)の名前を報道で久々に見ましたわ。
今回は報道されましたが、報道されないところで中共に利するようなことを色々やってそうで怖いんですけど(T^T)

 

 

尖閣の利用を強化 中国当局が計画公表

2012.4.26 01:02 中国

 中国国家海洋局は25日、沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)周辺の漁業資源などの利用を強化することを盛り込んだ海洋管理計画を発表した。中国の通信社、中国新聞社電などが伝えた。

 中国政府は「海洋はわが国の経済社会の持続的発展のための重要な資源であり戦略的空間だ」としており、同計画策定は日本を含む周辺国との領有権争いなどを念頭に中国の海洋権益を確保するのが狙い。

 同計画は中国の周辺海域を「農漁業区」「港湾輸送区」「観光レジャー区」など役割ごとに8分類、また黄海、東シナ海、南シナ海など地域ごとに五つに区分。それぞれ管理方法について目標を設定。東シナ海の項目では「釣魚島など伝統的漁業資源区を回復させ、合理的な利用を強化する」としている。南シナ海では「海洋資源の開発と利用を推進する」と強調した。(共同)

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2012/04/26 14:39

Commented by causal さん

しばりょう様 こんにちは。
<紅の傭兵、もとい河野洋平(敬称つけたくない)の名前を報道で久々に見ましたわ。
昔の名前で出てるんは鳩菅だけかと思ったら、コイツまでや。シナ人専用接待
ホステス、まだやってましたんかいな。あっ、その子供もやで。
アメ兵専属(肉Dan)ホステスの事、パンパンゆうてましたやろ、その昔。
自分がアレやさかい従軍慰安婦に理解があるはずや。当ってるだけにキツイやろ。
「昔の名前で出ていますPart Ⅱ」
最近、表題の曲が流行っている野田。もちろん唄っているのは
YUKIO & MIYUKI 、デュエット曲な野田。カバー曲もありな野田。
NAOTO & NOBUKO そしてKINKIN & KERONPAも。YOHHEY & TAROは
最近出したんかいな。どいつもこいつも賞味期限どころか消費期限切れや。
                  不肖-CAUSAL 宮嶋

 
 

2012/04/26 14:44

Commented by しばりょう さん

To causalさん
 こんにちは。
><紅の傭兵、もとい河野洋平(敬称つけたくない)の名前を報道で久々に見ましたわ。
>昔の名前で出てるんは鳩菅だけかと思ったら、コイツまでや。シナ人専用接待
>ホステス、まだやってましたんかいな。あっ、その子供もやで。
>アメ兵専属(肉Dan)ホステスの事、パンパンゆうてましたやろ、その昔。
>自分がアレやさかい従軍慰安婦に理解があるはずや。当ってるだけにキツイやろ。
>「昔の名前で出ていますPart Ⅱ」
>最近、表題の曲が流行っている野田。もちろん唄っているのは
>YUKIO & MIYUKI 、デュエット曲な野田。カバー曲もありな野田。
>NAOTO & NOBUKO そしてKINKIN & KERONPAも。YOHHEY & TAROは
>最近出したんかいな。どいつもこいつも賞味期限どころか消費期限切れや。
>                  不肖-CAUSAL 宮嶋

最近は、画像削除早いですね。よっぽど、まずいことでも?
重要な話なので
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