2012年04月17日
平素は弊社および弊社製品に格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、弊社が加工委託している協同組合信州ミートパッカーの国産牛肉において、加工作業の中で商品の一部で事実と異なる牛個体識別番号の表示がおこなわれていたことを前回お伝えしました。
弊社といたしましては、所轄行政当局にこの事実を報告し、当局の調査・指導のもとで協同組合信州ミートパッカーと全容の解明に取り組んでおりましたが、3月30日に牛トレーサビリティ(個体識別番号の管理)について農林水産省より是正勧告を受けました。
また、4月12日に不正競争防止法の疑いで、牛肉の加工・出荷業務を受託していた協同組合信州ミートパッカーと、委託元の信州ハム株式会社に捜査が入りました。信州ハムとしては全容解明のため、捜査に全面協力をすることをお伝えした次第です。
なお、弊社本社工場および更埴工場、軽井沢工房で製造しているハム・ソーセージ製品の原料肉は、弊社ハム・ソーセージ用原料の仕入部門が産地及び規格を確認して調達しており、本社工場におきましては厚生労働省承認の総合衛生管理製造過程(HACCP)管理帳票により原料受け入れから製品包装まで問題なくトレース管理されていることを確認しております。
また、この度行政より調査を受けております協同組合信州ミートパッカーで加工した牛肉は、信州ハム製造の加工品に一切使用しておりません。
弊社の管理・販売責任は重大であると認識しております。このような不祥事を起し皆様に多大なご迷惑をお掛けしていることをお詫び申し上げます。
二度とこのようなことがないように、グループ全社を挙げて管理体制を構築いたしますので、今後とも倍旧のご指導、ご支援をお願い申し上げます。
平成24年4月17日
信州ハム株式会社
代表取締役社長 中村 幸男