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「私が証拠です」 大阪で元慰安婦ら証言集会

2012年9月24日

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写真:「一人3分。次々に来て一日の終わりには立つこともできなかった」と慰安所の生活を語る金福童さん=大阪市北区拡大「一人3分。次々に来て一日の終わりには立つこともできなかった」と慰安所の生活を語る金福童さん=大阪市北区

 従軍慰安婦問題で政府見解の見直しを求めた橋下徹大阪市長に抗議し、元慰安婦のハルモニ(おばあちゃん)が体験を語る集会が23日、大阪市北区であり、350人が参加した。

 韓国人の金福童(キムポットン)さん(86)は、15歳の時、「日本の軍服工場で働かせる」と言われ連れ出された。母は「まだ幼い」と心配したが、「反日の家として財産を没収する」と脅され、泣く泣く手放したという。

 旧日本軍について中国・広東からシンガポール、マレーシアを転々とし、時には戦場からわずか40キロの地で休日は50人を超える兵士の相手をさせられた。「10代の少女がお金が欲しくて、そんな戦場に自分から行くでしょうか? 橋下市長は証拠がないと言ったようですが、まだ私は、証人は生きている。あまりにくやしい」と語った。

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