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南海トラフ掘削調査を来月再開9月24日 12時5分
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南海トラフ付近で起きる巨大地震の発生のメカニズムを解明するため、独立行政法人の海洋研究開発機構は、探査船「ちきゅう」を使って和歌山県沖の海底を掘る調査を、来月、2年ぶりに再開することになりました。
海洋研究開発機構の探査船「ちきゅう」は、5年前から和歌山県沖の南海トラフ付近で海底を掘る調査を進めていましたが、東日本大震災のあとは、東北沖で調査を行っていました。
来月、南海トラフ付近で2年ぶりに再開する調査では、和歌山県新宮市の沖合75キロの海域で、水深2000メートルの海底にある南海トラフの陸側のプレートを深さ5200メートルまで掘ることにしています。
今回、掘る予定の海底には、巨大地震を引き起こす震源域があるとみられ、海洋研究開発機構は、地層や岩石を採取し分析することで、地震発生のメカニズムを解明する手がかりにしたいとしています。南海トラフ付近で起きる巨大地震を巡っては、最悪の場合、全国で32万人余りが死亡するおそれがあるという新たな国の想定が公表され、被害を減らすための対策が進められています。
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