新宿で働くSEが日経産業新聞を読む

現在は新宿で働いているSEのぐっちょんが日経産業新聞を読みながら感じたことや考えたことを中心に書いています。

消費増税で、あのシステムの改修が大変…

2012-06-27 21:54:30 | NewsPaper
こんばんは、ぐっちょんです

今日も過ごしやすい1日でありましたが
明日からはまた梅雨空に戻るそうです
ジメッとした空気はどうも苦手なものです


さて、本日の日経産業新聞から、3面のデジタル総合欄からこの記事をピックアップ
『消費増税法案が衆院可決
 IC乗車券 改修に1年 JR東のスイカ
 費用も前回上回る懸念
 相互連携、システムが複雑』

消費増税を柱とする社会保障と税の一体改革関連8法案が
昨日に衆議院本会議で可決されました
大半の社会システムは2014年4月からの増税に迅速に対応
できそうなのですが、JR東日本のIC乗車券「Suica」などの
鉄道系のシステムで改修に1年超かかるとの懸念が浮上しているそうです

これは、消費増税によって運賃を引き上げた場合
先月末現在で約3968万枚発行しているスイカのシステム改修が必要になります
現時点では運賃の引き上げ自体が決まっていないそうですが
システム改修の計画作りや乗客への周知期間も含めると
1年数ヶ月かかるだろうと見込んでいるそうです


そもそも、前回の1997年の増税時はスイカをまだ導入しておらず
システム改修に30〜40億円の費用と3ヶ月の期間を要したそうです
今回は、他の交通機関との連携や電子マネーも絡む巨大化した
スイカシステムの再起動時のシステムダウンや運賃の計算ミスを避けるため
改修には費用、期間とも前回を上回ることは想定できます

何よりも手間となっているのは、実は一部のプログラムでは
消費税の5%を数字そのまま書き込んでいるそうです
マスターファイルで一元管理すべきなモノを何らかの事情で書き込んでいたのでしょうか
そんなことをしていたら、見落とさないように洗い出す手間が無駄に発生します

そんなことを聞いたら、我々一般消費者が利用する小売店のレジのPOSシステムは
どうなっているの??と心配になりますよね
こちらは、前回の増税時に今後消費税が上がっても一部の数値をいじるだけで
済むように改修を終えているそうです


ここまで聞くと、あらためてシステム運営側の会社の考え方に疑問を持ちますよね
極々数年に1回のことだから、そこまで準備しておく必要はないと判断したのでしょうか
絶対に変化しないモノというのはないでしょうから、それだけのリスクを考慮して
システムを構築していくのは、当たり前のことではないでしょうか
変更する際に発生する費用・利益のために実施していなかったというのは
システムを担当した会社の怠慢といえるのではないでしょうか

自身の仕事に対しても同様のことがいえます
想定出来得る限りのリスクに対して対処して
日々の業務を遂行していく次第です
ジャンル:
ビジネス実用
キーワード
電子マネー 日経産業新聞
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