QRコードの規格化・標準化
オープンな2次元コード

2次元コードが広く普及するためには、まずコードの仕様が明確に定義・公開される必要があります。さらに、ユーザが自由に使えるようなコードである必要があります。

バーコード=1次元コードがこれほどまでに普及した背景の一つには、この仕様公開があります。今日、仕様の非公開、あるいは厳しい特許保護をもつバーコードはほとんどありません。

QRコードは国家規格や国際規格で規格化されており、誰でも仕様を入手することができ、かつ規格化されたQRコードについては、デンソーウェーブが保有する特許(特許第2938338号)の権利行使を行わないことを宣言しています。

QRコード規格化のあゆみ

QRコードは以下のとおり、規格化されています。これは国際的にもQRコードが認められたということであり、国内だけでなく、海外でも利用拡大が見込まれています。

QRコードの規格化
1997年10月 AIM International(国際自動認識工業会)規格として制定(ISS - QR Code)
1998年3月 JEIDA(日本電子工業振興協会)規格として制定(JEIDA-55)
1999年1月 JIS(日本工業規格)として制定(JIS X 0510)
2000年6月 ISOの国際規格として制定(ISO/IEC18004)
2004年11月 マイクロQRコードをJIS(日本工業規格)として制定(JIS X 0510)
QRコードの概略仕様
コードの大きさ 21セル×21セル〜177セル×177セル(4セル/辺毎に増加)
情報の種類及び
情報量(混在も可)
数字 最大7,089文字
英数字 最大4,296文字
8ビットバイト(バイナリ) 最大2,953文字
漢字 最大1,817文字
誤り訂正能力
(データ復元機能)
レベルL コードワードの約7%が復元可能
レベルM コードワードの約15%が復元可能
レベルQ コードワードの約25%が復元可能
レベルH コードワードの約30%が復元可能
コード連結機能 最大16分割(細長いエリアなどへの印刷)

 

QRコードの規格書入手先

QRコードはISO(ISO/IEC18004)またはJIS(JIS-X-0510)にて規格制定されています。従って、QRコード規格書はこれらの団体から購入する形となります。

<JIS規格書購入ページ>

規格番号 " X0510"または、 標題"QRコード"で検索してください。

http://www.webstore.jsa.or.jp/webstore/top/index.jsp

<ISO規格書購入ページ>

"Search and ISO Catalogue"で18004を検索してください。

http://www.iso.ch/iso/en/prods-services/ISOstore/store.html

 

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