日銀は金融政策決定会合で、資産の買い入れ基金を70兆円から80兆円に拡大する、その内訳は長期国債を5兆円、短期債を5兆円とする、長期国債は2013年12月まで買い入れる、といったことを決定。
2月14日に買い入れ基金を55兆円から10兆円積み上げて65兆円にしたときはサプライズがありました。日銀単独の金融政策であったからです。日経平均は前日の8999円から上昇を加速し、3月27日には10255円へと1256円(+14%)の上昇をしました。対ドルの円レートも77.64円から84.17円へ6.53円の円安(+8.4%)の円安に振れました。
4月27日には、基金を65兆円から5兆円上乗せして70兆円としましたが、これは株価には響かなかった。どころか5月に入って欧州の財務問題によって大幅下落の端緒となってしましました。
今日の70兆円から80兆円への積み上げの効果は
株価や為替の動きを見ると、すでにこのプラス材料はほとんど織り込まれてしまった感じです。
2月14日の55兆円→65兆円は+18%の増加です。
4月27日の65兆円→70兆円は+7.7%増加です。
今日の9月19日の70兆円→80兆円は+14%の増加です。
今回の政策会合の決定の内容は、2月14日に比べて基金の増加率は低いし、ECBの無期限・無制限の国債買い入れやFRBの無期限・無制限の国債買い入れが決定した後に基金の増加をしました。日銀は円高を防ぐためにシブシブ80兆円と決定したということが見え見えです。
今後も円安方向に引っ張っていくとか、デフレから脱却しようとする意欲がうかがえない。
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