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廣瀬 満雄(ひろせ みつお)

材料の一滴一粒までこだわり抜く「情熱のパン職人」。
モットーは“なんでも自分の目で確かめる”。 
1981年より、ベーカリーコンサルタントとして、
安全かつおいしい無添加パンの開発に取り組み、
現在までに、コンサルタントとして出店したベーカリーは約300店。 
その後、経営学博士号を取得し、無添加パン工房 「リスドォル・ミツ」出店。
現在、多数のテレビ番組に出演するほか、国内外での講演も多数こなしている。



 日本において「天然酵母の定義」はまだ確立されていません。「天然」という言葉は広い意味が有ります。最近新聞でも話題になったように、何をもってして「天然」というのか、「自然」というのか議論が別れるところです。あえて言うのならイーストのみ使用のパンであっても、「天然」という表記で違法ではないのかもしれません。

 同じように「無添加」という言葉が有ります。パンに関して言うのなら「完全無添加」というのはあり得ません。完全無農薬の国内産小麦粉は殆ど有りません。湧水を使用していても「酸性雨」の影響が全く無いという保障はありません。「天然酵母パン」は「無添加」、という発想は危険でさえあります。「天然酵母」を培養する過程、及び材料において「完全無添加」は可能なのでしょうか?

 アメリカでは「ノン イースト」と表記されているパンがあります。これも良く調べると乾燥果実からの「天然酵母パン」という事のようですが、多くの場合「ナチュラル イースト」と言い切って無い場合は、化学的に合成された酵素剤等を添加しているようです。フランスでは「天然酵母パン」に(粉量に対し)1,25%の「イースト」を使用しても、「ルヴァン」即ち「天然酵母」と表記しても良いそうです。

 最近の日本のベーカリーは、無添加、オーガニック、天然酵母、国内産小麦粉使用、等などの言葉を並べれば「健康志向」のパンを作っているベーカリーとしての認知を受けているようです。私は「無添加が善で、有添加が悪である」と言っている訳では有りません。可能な限りの無添加を追求し、情報を開示し、消費者の方々に「嘘をつかない」ことが大切であり、そのような姿勢こそがベーカリーの信頼に結びつくと考えます。



1951

東京杉並のパン屋の三男として生まれる。

1973

東京経済大学経営学部卒

1975

カルフォルニア パラルタラニーカレッジ卒

1981

ミツ ベーカリーコンサルティング創立

1994

米国国務長官名で経営学博士号授与

1995

西荻窪に無添加パン工房 リスドォル・ミツ出店

 

現在に至る




【講演実績】
ミヨシ油脂様、上島珈琲様、ドンク様、中小企業家同友会様、韓国製パン組合様、など。
リピートが多い。現在年間10回の講演をこなす。


【テレビ出演】
「料理の怪人」(テレビ東京)
「はなまるマーケット」(TBS)
「キズナ食堂」(TBS)
「スーパーテレビ」(日本テレビ 3回)
「ソロモン流」(テレビ東京 2008年9月28日放送)
「大胆MAP お仕事年収図鑑・がんばっている人SP」 (テレビ朝日 2008月9月21日)
「怒りキャラのオヤジ」トークバトルに複数回出演 他多数

海外
オランダ国営放送、韓国SBS放送、上海電視台


【著作】
「今、パンが危ない。」  (無添加パンに命を懸ける。)    ごま書房