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中国の衛星測位システム・北斗の性能、絶えず向上

2012年9月19日14時17分

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 中国の衛星測位システム・北斗の第14基・15基目となる衛星が19日早朝、西昌衛星発射センターから同時に打ち上げられた。中国衛星測位システム管理弁公室は、「北斗は2011年12月27日に正式に試験運用を開始して以来、安定的に稼動しており、サービスの性能は絶えず向上している」と表明した。中国新聞社が報じた。

 システム評価の結果、北斗システムの測位精度は水平方向10メートル、垂直方向15メートル、速度精度は0.2メートル/秒、時間精度は50ナノ秒に達した。すでに交通運輸、気象、漁業、林業、電気通信、水利、測量などの分野で応用され、著しい経済・社会的効果をあげている。

 北斗システムは中国が自主開発・独自運用する衛星測位システム。北斗の「3段階」発展戦略によると、中国は今年中にもう1基の衛星を打ち上げ、アジア太平洋地域をカバーする北斗システムを構築し、地域測位システムの性能を高める。また、2020年頃までに30基あまりの衛星からなる、全世界をカバーするシステムを構築し、高精度で信頼性の高い測位・ナビゲーション・時刻配信サービスを提供する。

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