兵庫県川西市でいじめを受けていた男子高校生が自殺した問題で、この高校の教師が生徒の前で、「遺族が理解してくれない」「このままでは学校が潰れる」などと話していたことが分かりました。

 学校によりますと、生徒指導も担当する53歳の男性教師が数日前、授業中に「遺族が我々の誠意を理解してくれない」「このままでは学校が潰れてしまう」などと話したということです。教育委員会に匿名の連絡があったことが21日校長に伝えられて問題が発覚しました。この教師は校長が遺族を訪問する際にも同席していました。
 発言した男性教師:「ご遺族の方には、本当にどうやっておわびして良いか分からないくらいご心労をおかけした」
 この発言に対して遺族は、「非常に情けない。これを聞いた生徒はどう思うのだろうか。ますます不信感が強まった」と話しています。

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