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自殺前に教諭いじめ認識 校長に記録提出…大津大津市で昨年10月、いじめを受けていた市立中2年の男子生徒(当時13歳)が自殺した問題で、複数の教諭が男子生徒への「いじめ」を自殺前から認識していたとする内容を生徒指導担当教諭が文書に記録し、校長に提出していたことがわかった。学校側はこれまで「男子生徒が自殺するまでいじめを認識していた教諭はいなかった」としていたが、校長は18日夜に緊急記者会見を開き、「少なくとも教諭3人がいじめを認識していた可能性が高い」と従来の説明を一転させた。 この文書は、男子生徒が自殺した昨年10月11日作成の「生徒指導連絡書」。生徒指導担当教諭が問題の経過を教諭らに聞き取ってまとめ校長に出した。それによると、6日前の同月5日、男子生徒が同級生から校内のトイレで暴力行為を受けたことについて「被害生徒を呼びつけ、殴る」「加害生徒の身勝手な行動を『いじめ行為』ととらえ、被害生徒と加害生徒を呼んで指導」などと経緯を記し、自殺前から2年生を担当する複数の教諭が「いじめ」を認識して対応にあたっていたことを示している。 市教委によると、連絡書は、滋賀県警が加害者とされる同級生の暴行容疑の関係先として学校を捜索した際に押収したうちの一つ。事実確認のため関係資料を探していた市がコピーを受け取り、18日、遺族が市や同級生らを相手取って大津地裁で起こしている損害賠償請求訴訟の第3回口頭弁論で証拠として提出した。 学校側はこれまで、トイレでの暴力行為については、男子生徒と同級生の双方がいじめを否定したことなどから「けんか」と判断した、としていた。 だが、校長は記者会見で「直後に『けんか』だったと報告を受けていたので、連絡書にある『いじめ』という認識は間違いだと思っていた」と説明。その後は教諭らにも事実を確認せず放置していたが、今月に入って、連絡書のコピーを入手した市から改めてただされたといい、「当時2年生を担当した教諭13人に確かめたところ、3人が自殺前からいじめの疑いを持つべきだと判断していたことを知った」という。 (2012年9月19日 読売新聞)
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