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国際
【緯度経度】経済失速への起爆剤? 対日制裁、困るのは中国 北京・山本勲
「領土問題で日本が挑発を続けるなら中国は必ず応戦する。それも日本に大きな殺傷力を及ぼす標的の中心を狙って反撃する。製造業、金融業、戦略物資の輸入など全てが対象だ」とすごんでいる。
同紙系「中国経済周刊」誌は経済制裁で中国が影響を受けることを認めつつも、「日本への打撃がはるかに大きい」と強調する。
その根拠として「中国の総貿易に占める対日比率は10年で約半減(2002年の16%から昨年9%)したが、日本の対中輸出比率は20%に上昇」。逆に「中国の対日輸出比率は8%に下がった」と指摘している。
中国にとり日本の存在が軽くなるのに対し、日本の中国依存は強まる一方だから、「経済戦争の勝者は中国」というわけだ。
果たしてそうか。昨年の対日貿易比率は9%でも、中国は世界への輸出を支える(1)半導体や発光ダイオードなどあまたのハイテク製品の核となる素材や部品(2)その品質を高める工作機械や各種計測機器-などの多くを日本からの輸入や現地生産に依存している。
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