国際【緯度経度】経済失速への起爆剤? 対日制裁、困るのは中国 北京・山本勲+(1/3ページ)(2012.9.22 09:30

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【緯度経度】
経済失速への起爆剤? 対日制裁、困るのは中国 北京・山本勲

2012.9.22 09:30 (1/3ページ)中国

 反日暴動が荒れ狂った中国では、次の対日行動として経済制裁を求める声が強まっている。2年前の中国漁船衝突事件ではレアアース(希土類)の輸出を止めるなどして船長釈放を勝ち取ったと考えているようだが、とんでもない。対日制裁は急に陰り始めた中国経済のハードランディングを早める“起爆剤”となる可能性が大きい。

 「中国の消費者が理性的に自らの立場や考えを表明しても理解すべきだ」。中国商務省の姜増偉次官は13日の会見で日本製品ボイコットを容認する発言を行った。その後の各地での日本企業の工場や百貨店などへの破壊行為は、文明国とは思えない惨状を呈した。

 それでも飽き足らないのか、中国各地の税関当局が日本から輸入する海運貨物の通関検査を厳しくする動きが広がり始め、中国メディアでも経済制裁を求める論調が相次いでいる。

 17日付の中国共産党機関紙、人民日報(海外版)は1面に「中国はいつ日本に経済(制裁)の引き金を引くのか」と題するコラムを掲載した。

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