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福島第一原発3号機プールに鉄骨落下
9月22日 17時39分

福島第一原発3号機プールに鉄骨落下
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東京電力福島第一原子力発電所3号機で、22日午前、使用済み燃料プールの脇にあった重さ470キロの鉄骨が、誤ってプールに落ちるトラブルがありました。
東京電力によりますと、プールに設置している線量計の値などに変化はなく、冷却も問題なくできているということですが、原子力規制庁は重大な作業ミスだとして、手順などに問題がなかったか調べています。

22日午前11時すぎ、福島第一原発3号機の使用済み燃料プールで、大型のクレーンを使ってがれきを撤去する作業を行っていたところ、プール脇にあった鉄骨にクレーンの先端部分が当たり、鉄骨が誤ってプールの中に落ちました。
落ちた鉄骨は、縦30センチ、横20センチ、長さ7メートルで、重さは470キロあり、プールの南東側から落ちたということです。
3号機のプールには566本の燃料集合体が保管されており、東京電力によりますと、これまでのところ、プールに設置している線量計やプールの水に含まれる放射性物質の濃度、それに水位に変化はなく、冷却も問題なくできているということです。
ただ、これほど大きなものがプールに落ちたことはないということで、東京電力は、燃料が損傷していないか、今後、水中カメラを入れて確認するとしています。
報告を受けた国の原子力規制庁は、「今のとこ特別な異常が起きているとは認識していないが、重大な作業ミスだ」として、手順や管理に問題がなかったか、状況を調べています。

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