先日、日頃のディスられた疲れを癒そうと、
車で温泉に行った時のこと。道の途中で、
こんな神社を見つけたんです。
鳥居の奥の方まで、カラフルな飾り付け。
しかも、その鳥居をよく見てみると・・・!!
「大天狗」。
まさに、1日15万アクセス、調子ぶっこいて
天狗になっている僕には、ピッタリの神社!
もう既に入口の段階から面白い予感しかせず、
これは『チダイズム』のネタにするしかないと、
車を降りて立ち寄ることにしたんですが・・・。
なんと、この神社、見た目はバカそうなんですが、
まさかの超真面目な神社で、祀られているのは
天狗なんですが、どうしてこんなにカラフルかと
言うと、「水子」を供養するためなんだそうです。
生まれてくるはずだったのに、生まれて
こなかった赤ちゃんを供養するための神社。
子供が喜ぶようにカラフルになっているようで。
見た瞬間、ツッコミどころが多すぎるように
思えたんですが、理由を聞いたら、あまりに
重すぎて、まったく笑えないというミスチョイス。
童貞なのに、なんだかワケありみたいな感じに
なってしまい、笑いもなく帰ることになりました。
さて、そんな僕がお届けするのは、今日もまた
食品に含まれるセシウムの検査でございます。
神社は「天狗」ですが、こちらは「鬼」です。
今回、検査してみる商品は・・・!
平成24年(2012年度)の
福島県本宮市産の五百川という
品種の精米された米のセシウム。
ベルトコンベアーに乗せ、すべてのお米の
放射性物質を検査しているという話ですが、
果たして、本当に安全なんでしょうか。
タブーに切れ込むのが、『チダイズム』。
精米されていますし、7ベクレルより低いことは
予想されますが、やたらと高い検出限界値で
「不検出」と言われているのが現状ですから、
「大丈夫」と言われても、信用ができません。
なので、「鬼」による検査結果を公表します。
いつもなら、ここで最初に結論を言うのですが、
今回は、かなり特殊なパターンになっています。
なので、結論は後回しにさせてもらいます。
まず、数値をご覧ください。
(※クリックすると拡大できます。)
検出下限値2.4ベクレルに対し、数値上では
2.9ベクレルとなっており、「検出」と言っても
良いのではないかと思えます。
ところが、スペクトルをご覧いただきますと、
これを「セシウム検出」とは言いづらいです。
(※クリックすると拡大できます。)
かなりガチャガチャしたグラフになっています。
しかし、セシウム134にピークがありませんし、
ビスマス214にしっかりと反応がありますので、
誤検出である確率が高いです。
ということは、このお米の中には、ほとんど
セシウムは入っていないということになります。
よって、入っていたとしても、小数点以下の値に
なるのではないかと思うので、『チダイズム』が
出した結論は、こうなります。
「不検出」。
小数点以下の数値でセシウムが入っている
可能性は考えられますが、数値を出すのが
目的ではありませんから、ゲルマニウムでの
追加検査は実施しないことに決めました。
小数点以下のセシウムが気になる人は、
玄米にセシウムが含まれていた時点で
食べないだろうし、小数点以下のセシウムが
気にならない人は、今の結果で十分でしょう。
とりあえず、皆さんが想像するような深刻な
汚染ではないということが、よくわかりました。
精米されれば大丈夫。
食べて福島を応援したい人には余裕ですし、
オッサンあたりも余裕で食べられるでしょう。
とりあえず、これからは「国産米」と書かれた
レストランのポスターを見ても、そんなに心配
する必要はなさそうです。