疲れた中でも跳べないといけないので、練習であまりジャンプの回数を制限しません。「足が痛くなるから(跳びすぎは)良くない」という声もありますが、ちゃんとコンディショニングをしているので大丈夫です。
■張りはコンディショニングで治す
ちょっと張りが出たとき、なるべく練習後のコンディショニングで治すようにしています。それでも張りが取り切れないときは、トレーナーにマッサージをお願いすることもあります。もともとケガが少ないから。といっても、右ヒザ靱帯(じんたい)断裂の大けがをしてしまいましたけれど……。
でも、その後トレーニングを積んだ結果、今の体があるわけで、そうした過程を見ずに体だけ触られるのは嫌ですね。僕の体は外からの刺激に反応しやすいので、基本的に体を触られるのは好きではありません。
僕のジャンプには「癖がない」とよく言われます。だから、跳べるのかもしれません。もっとも、子供のころは、プロのコーチに手取り足取り習ったわけではないので癖があったと思いますが……。金妍児(キム・ヨナ、韓国)、安藤美姫(トヨタ自動車)選手も癖がなく、リラックスして跳んでいると思います。でも、癖があっても、うまく跳んでいる選手も多く見られます。
■跳んだ瞬間に「いける」ときは分かる
練習ではサルコー、ループから跳び始めて、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)、そして4回転ジャンプと跳んでいきます。
跳んだ瞬間に「いける」ときは分かるし、失敗も分かります。“危機回避能力”が高いので、「失敗した」と思ったときは空中で修正します。ただ、それができるのは3回転まで、ですね。
4回転からが大変です。それは、滞空時間は一緒なのに、3回転より1回多く回らなくてはいけないから。4回転の難しさは、最後の1回転にあるんです。
体の締め方は、3回転も4回転もそんなに変わりません。でも、4回転は3回転より遠心力がきつくなるから、持って行かれそうになる体を保てるか、回っているうちに緩んでくる腕を持ちこたえられるか、などといった点がポイントになります。
2012年のフィギュアスケート世界選手権(フランス・ニース)で、女子は鈴木明子(邦和スポーツランド)が銅メダル、男子は高橋大輔(関大大学院)が銀、羽生結弦(宮城・東北高)が銅、そしてペアで高橋成美(…続き (4/6)
1月に地元・名古屋で初開催された冬季国体で、小塚崇彦選手(トヨタ自動車)はショートプログラム(SP)、フリーで計3度の4回転ジャンプを初めて跳びました。「試合をする上での“持ち球”が増えた」と小塚選…続き (2/14)
バンクーバー五輪フィギュアスケート銅メダリストの高橋大輔選手(25、関大大学院)を招いて12日、「ステップ、ステップ、ステップ~明日への一歩」と題した電子版スポーツセミナーが東京・八重洲で開かれた。…続き (1/26)
イチローが去って…変わるマリナーズの風景 (9/11)
初のJ陥落はどこに…J1・J2、優勝・残留争い白熱 (9/20)
元中日のチェンが語る「日米の野球の違い」 (9/18)
“独走”サッカー日本代表が抱えるリスク (9/16)
各種サービスの説明をご覧ください。