日本経済新聞

9月22日(土曜日)

日本経済新聞 関連サイト

ようこそ ゲスト様

コンテンツ一覧

フィギュアの世界

高橋大輔「僕のジャンプはタイミング。そのコツは…」

(1/3ページ)
2010/12/22 7:00
小サイズに変更
中サイズに変更
大サイズに変更
印刷
この記事をはてなブックマークに追加
この記事をmixiチェックに追加
この記事をLinkedInに追加

 12日まで北京で開かれたグランプリ(GP)ファイナルは、4位と悔しい結果に終わった高橋大輔(関大大学院)。練習でアクシデントもありましたが、「軽い打撲でもやれるくらいの精神力、体を作らないといけない」と自らの“修行不足”を嘆いています。特に今大会はジャンプのミスが目立ちました。ジャンプはちょっとしたことで狂うといわれます。フィギュア未経験者には想像の世界でしかないジャンプについて、聞いてみましょう。

「ジャンプは力んでしまうと跳べません」と話す高橋大輔=写真 Yuriko Imanaga
画像の拡大

「ジャンプは力んでしまうと跳べません」と話す高橋大輔=写真 Yuriko Imanaga

■ようやく右ヒザのバネが戻る

 僕はジャンプを、力ではなくタイミングで跳ぶタイプです。タイミングというのはコンディションなどちょっとしたことで変わってきますが、今季も昨季とは違っていてちょっと調整にてこずりました。

 右ヒザの手術をして約1年9カ月が経過したころから、ようやく右ヒザのバネが戻ってきました。そして体の隅々まで脳からの指令が瞬時に行き届いて、反応も早くなった気がします。

 自分の感覚的なものでいうと、今までカチッと止まってそれ以上いかなかったところがグーンと伸びたり、ヒザや足首が思った以上に曲がるので体が深く沈みこんだりします。

 11月くらいからようやくタイミングが合うようになってきましたが、試合に向けてコンディションを整えると体が変わってくるので、また合いにくくなってしまいます。

■後半は疲れで反応鈍くなり、ミスが出やすく

 ジャンプは力んでしまうと跳べません。ステップしながら、ジャンプに入る方が跳びやすいこともあります。

 フリープログラムの後半にジャンプをするのが大変なのは、足に疲れがきて反応が悪くなり、タイミングが合いにくくなるからです。「ここで跳びたいのに、なかなか足が(氷から)離れない」といった感じでしょうか。細かいところまで気を回せなくなるので、ミスが出やすくなるんです。

  • 前へ
  • 1ページ
  • 2ページ
  • 3ページ
  • 次へ
小サイズに変更
中サイズに変更
大サイズに変更
印刷
この記事をはてなブックマークに追加
この記事をmixiチェックに追加
この記事をLinkedInに追加

【PR】

【PR】

フィギュアの世界 一覧

フィギュアスケートで、いま求められる演技

 2012年のフィギュアスケート世界選手権(フランス・ニース)で、女子は鈴木明子(邦和スポーツランド)が銅メダル、男子は高橋大輔(関大大学院)が銀、羽生結弦(宮城・東北高)が銅、そしてペアで高橋成美(…続き (4/6)

小塚崇彦「4回転を計3度…未知なる世界へ」

 1月に地元・名古屋で初開催された冬季国体で、小塚崇彦選手(トヨタ自動車)はショートプログラム(SP)、フリーで計3度の4回転ジャンプを初めて跳びました。「試合をする上での“持ち球”が増えた」と小塚選…続き (2/14)

「今は気持ち的に前向きで、22歳のころより若い気がする」と語る

高橋大輔「明日への一歩」~ケガから復活、五輪秘話

 バンクーバー五輪フィギュアスケート銅メダリストの高橋大輔選手(25、関大大学院)を招いて12日、「ステップ、ステップ、ステップ~明日への一歩」と題した電子版スポーツセミナーが東京・八重洲で開かれた。…続き (1/26)

【PR】

試合速報・結果

公式戦(9/22)結果一覧 :  / 

DeNA 7 (終了) 4 広島
巨人 3 (終了) 9 ヤクルト
阪神 0 (終了) 2 中日
楽天 2 (終了) 4 ソフトバンク
ロッテ 8 (終了) 3 オリックス
西武 5 (終了) 4 日本ハム
更新 共同通信社提供
日経ゴルフガイド

モバイルやメール等で電子版を、より快適に!

各種サービスの説明をご覧ください。

日本経済新聞の公式ページやアカウントをご利用ください。

[PR]

【PR】

ページの先頭へ

日本経済新聞 電子版について

日本経済新聞社について