12日まで北京で開かれたグランプリ(GP)ファイナルは、4位と悔しい結果に終わった高橋大輔(関大大学院)。練習でアクシデントもありましたが、「軽い打撲でもやれるくらいの精神力、体を作らないといけない」と自らの“修行不足”を嘆いています。特に今大会はジャンプのミスが目立ちました。ジャンプはちょっとしたことで狂うといわれます。フィギュア未経験者には想像の世界でしかないジャンプについて、聞いてみましょう。
■ようやく右ヒザのバネが戻る
僕はジャンプを、力ではなくタイミングで跳ぶタイプです。タイミングというのはコンディションなどちょっとしたことで変わってきますが、今季も昨季とは違っていてちょっと調整にてこずりました。
右ヒザの手術をして約1年9カ月が経過したころから、ようやく右ヒザのバネが戻ってきました。そして体の隅々まで脳からの指令が瞬時に行き届いて、反応も早くなった気がします。
自分の感覚的なものでいうと、今までカチッと止まってそれ以上いかなかったところがグーンと伸びたり、ヒザや足首が思った以上に曲がるので体が深く沈みこんだりします。
11月くらいからようやくタイミングが合うようになってきましたが、試合に向けてコンディションを整えると体が変わってくるので、また合いにくくなってしまいます。
■後半は疲れで反応鈍くなり、ミスが出やすく
ジャンプは力んでしまうと跳べません。ステップしながら、ジャンプに入る方が跳びやすいこともあります。
フリープログラムの後半にジャンプをするのが大変なのは、足に疲れがきて反応が悪くなり、タイミングが合いにくくなるからです。「ここで跳びたいのに、なかなか足が(氷から)離れない」といった感じでしょうか。細かいところまで気を回せなくなるので、ミスが出やすくなるんです。
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