公式練習のとき、ループジャンプか、サルコージャンプから入るのは、いつもの練習がそうだからです。NHK杯の前、練習で4回転ジャンプがあまり決まらず、フリー当日の練習でも両足着氷ばかり。でも、タイミングは合ってきていたので、「気合と吹っ切りさえあればいけるな」って思っていました。
以前は練習から気張っていた
ジャンプで転ぶか、転ばないかは、実際にやってみるまでは誰にも分からないものです。公式練習で無理にガーッとやって、自分で訳が分からなくなってはどうしようもありません。ギリギリまで悪あがきしても仕方ないって、バンクーバー五輪後は思うようになりました。
昔は練習でうまく滑って周りの選手に見せつけきれないと、不安でした。公式練習からいろんな人と戦っていたんです。若いから気力が続いたんだと思います。10代のころは、そこで気張りすぎていたから、よくフリーでボロボロになったのかもしれません。
見えっ張りなんですが…
今も練習で周りをよーく見ています。今回も「結弦は元気だなー。オレ、ヤバいかも」と思ったりしました。でも「大事なのは本番」というのが自分の中にはあります。「今(練習)から気張ってたら、オレ、フリーで死んじゃう」って冷静に考えています。
僕、見えっ張りなんですけれど、最近、そうしたものがなくなってきたような気がします。ケガから復帰した去年は、見えを張りたくても張れなかった。公式練習は毎試合、すごく惨めな気持ちでいました。
でも結局、シーズン最後に調子が上がりました。「大事なのはシーズン最後の一番大きな試合」と、大局的に考えられるようになりました。
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