「変だ」と言われたら、「じゃあ、こうしようかな」って。僕はあまり鏡とかは見ません。動きをイメージしながらやってみて、コーチに意見を聞いて、調整していきます。バレエやダンスを習うとフィギュアに役立つのだろうけれど、僕はほとんど教わったことがありません。
目立ってナンボ
しかし、これだけでは「アッ、きれいだね」の一言で終わってしまう恐れもあり、観客に十分には訴えられません。それにプラスして必要なのが「表現力」です。これはもう気持ち次第。大切なのは「恥ずかしいという気持ちをなくすこと」ですかね。
日本人は派手なことをして目立つと、周りの目が気になる控えめなところがあります。でも、世界では目立ってナンボというか、目立って自己主張しなければ生き残れません。
僕は比較的早い段階で、恥ずかしさを吹っ切れたけれど、今でも周りの視線が気になって、気持ちがいまひとつ乗り切れない時もあります。でも、今季のSP「マンボ」の振り付けは、振付師とリンクが貸し切り状態で集中してできました。
表現力が大切といいましたが、感情移入しても、自分に酔うことはありません。自分に酔ってしまったら伝わりません。だから演技中、自分がきれいに見えているかなんていうことは考えていません。
常に肌で感じながら演技
「どれだけ曲のイメージを伝えられているか」「どの表情がこの表現に合うか」「観客がこう反応しているから、僕はこう返そうか」……。そういったことを常に肌で感じながら演技しています。これは頭で学ぶことでなく、本人がそうしたいかどうかにかかっている問題だと思います。
今年の曲は1つ、2つ年齢を重ねたものを選択しました。それを演技でも表現したいと思っています。あくまで僕の意識であって、見ている皆さんに押しつけるつもりはありませんが……。でも、分かって頂けたらうれしいです。
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