ちょっと戸惑い
男女の気質の違いかもしれない。男性の振付師は大抵、まず全体の枠組みを作って、後で中身を詰めていく。まずステップを作って、ここはこんな感じにして、あそこはこうしようっていう感じで。だから全体像は2日くらいで見えてくる。でも、女性振付師の場合はなかなか……。女性振付師につくのは5、6年ぶりだったから、正直ちょっと戸惑いました。
振付師をする方は皆、アイデアが豊富。ステファンはショーのリハーサル中、曲を聴いただけで勝手に踊ってました。観察眼もあるのか、物まねが上手な人も多い。
でも僕は全くだめ。アイデアも浮かばない。出されたアイデアの良しあしは分かるけれど……。僕は教える方が好きだし、振付師よりもそっちの方が向いていると思う。
「練習、頑張ってね」
今季のプログラムはこんな風にして3つとも完成しましたが、どれも本当に素晴らしい出来栄えです。今の心境は「試合までにちゃんと滑れるか?」という不安です。
振り付け中は楽しいから、テンションが上がって体も動くので、それができてしまう。でも、次の日になったら、しんどくてできない動きもある。
今はまだジャンプをプログラムから抜いても、全体を通してのいい演技はできません。もっとも、そんなにすぐ通せるようなものを振付師は作らない。どんなにいい振り付けができても、それが名プログラムになるかは選手次第。
だから帰り際に、振付師は言うんだと思います。「練習、頑張ってね」って。
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