フィギュアスケートはスポーツの中でもちょっと異質な競技だ。高度な身体能力を必要とするだけでなく、音楽、振り付け、衣装など気を配らなければならないことがたくさんある。しかも、多国籍のスタッフと協力しながら、演技を練り上げていくのが日常的な光景だ。
バンクーバー五輪の日本勢の活躍で人気は高まったが、意外に詳しくは知られていない世界。月に1度、同五輪の銅メダリスト、高橋大輔(関大大学院)がフィギュアについて解説する。初回のテーマは「何といってもプログラム」。
プログラムに魅力があればみんな注目
フィギュアスケートはシングルの場合、ショートプログラム(SP)とフリーの2つがあるけれど、どんなプログラムにするかというのが演技の中で相当な割合を占めている。だってプログラムが面白くなかったら、見る気がしないと思いませんか?僕もそうだから。
ジャンプなどの技が必要なのは当たり前。表現力が加わればプラスアルファで演技がもっとよくなる。そしてプログラムに魅力があれば、みんな注目してくれるし、そのパワーは選手にも伝わる。
選手も乗る
そうしたプログラムが評判を呼び、世界で話題になると、選手も乗る。すると、さらにいいパフォーマンス、もっといい表現力が引き出されるものなんです。
そういったプログラムの力を感じたのは、2007年に世界選手権で2位になったフリーの「オペラ座の怪人」と、バンクーバー五輪で銅メダルを取れたフリーの「道」でした。
2012年のフィギュアスケート世界選手権(フランス・ニース)で、女子は鈴木明子(邦和スポーツランド)が銅メダル、男子は高橋大輔(関大大学院)が銀、羽生結弦(宮城・東北高)が銅、そしてペアで高橋成美(…続き (4/6)
1月に地元・名古屋で初開催された冬季国体で、小塚崇彦選手(トヨタ自動車)はショートプログラム(SP)、フリーで計3度の4回転ジャンプを初めて跳びました。「試合をする上での“持ち球”が増えた」と小塚選…続き (2/14)
バンクーバー五輪フィギュアスケート銅メダリストの高橋大輔選手(25、関大大学院)を招いて12日、「ステップ、ステップ、ステップ~明日への一歩」と題した電子版スポーツセミナーが東京・八重洲で開かれた。…続き (1/26)
イチローが去って…変わるマリナーズの風景 (9/11)
初のJ陥落はどこに…J1・J2、優勝・残留争い白熱 (9/20)
元中日のチェンが語る「日米の野球の違い」 (9/18)
“独走”サッカー日本代表が抱えるリスク (9/16)
各種サービスの説明をご覧ください。