前半戦を通して、フリーのジャンプ構成はやりにくい部分があったんです。変える必要のある部分はけっこうありましたが、特に8個中最後の2つのジャンプは流れが悪くて、きつかったです。
全日本の前のグランプリ(GP)ファイナルでも、フリーの振付師のパスカーレ・カメレンゴと「プログラムの修正がいるなあ」と話していました。 とりあえず全日本は、自分でつなぎの部分などを考えてやったら、けっこううまくいきました。
■米国に行って修正
3回転フリップ-3回転トーループの連続ジャンプを、フリップではなくルッツにした方が流れがよかったです。もっとも回転不足をとられてショックでしたけれど……。
こうした自己流だった修正も、1月に米国に行ってパスカーレに直してもらいました。米国に行ったときには、SPの振付師のシェイリーン・ボーンも来てくれました。今季SPには4回転ジャンプは入れません。実際、全日本のころは、シーズン序盤と比べて確率も悪くなっていました。
ほかの選手は練習から4回転をボンボン決めていていたので、それがちょっと恥ずかしいというか、引いた気持ちになった一因なのかもしれません。
■大きかった前半戦の教訓
4回転はトーループをするか、フリップにするか……。どっちらのジャンプにするにしろ、練習するしかありません。取りこぼしが多かったスピンも、もっともっと練習ですね。
やるべき練習、調整の仕方、何より試合での気持ちのありよう……。前半戦で得た教訓は大きかったです。
あまり早くからギアを入れても良くないかもしれませんが、ショーなどでプログラムの修正を終えた2月はもう、エンジン全開。プライドは捨てて、がむしゃらにやるだけです。
燃える気持ち? もちろん、出てきました。
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