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長崎 中国人墓地を日中関係者が清掃9月22日 14時2分
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沖縄県の尖閣諸島を巡って日中関係の緊張が続くなか、中国との歴史的なつながりが深い長崎市で、日中双方のボランティアが中国人墓地の清掃を行いました。
中国との貿易で栄えた長崎港に近い長崎市の悟真寺には、西暦1602年に中国人墓地がつくられ、40年ほど前から毎年、日中の友好のため双方の関係者が清掃を続けています。
22日、長崎にある中国総領事館の李文亮総領事が、「両国の間でどんな問題があっても、地方や民間の交流は影響されるべきではなく、こうした活動を通じて、先人たちが築いてきた相互の絆を強めていきたい」とあいさつしました。
そして、県内に住む華僑や中国人留学生、それに地元の高校生など300人以上の参加者が、草を刈るなどして、墓の周りをきれいにしていきました。
長崎市の会社で研修を受けている中国人の32歳の女性は、「長崎では皆さんが親切にしてくれるので、今後も友好関係が続いてほしいです」と話していました。
また、日本人の21歳の会社員の男性は、「こうした活動で中国と良好な関係がつくれたらいいと思う」と話していました。
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