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経済
CEOは人民解放軍出身 海外で警戒されるルーターを扱う国内電話各社
オーストラリアは「国家ブロードバンドネットワーク計画(NBN)」へのファーウエイの入札を禁じたが、その理由として、同社の最高経営責任者(CEO)が人民解放軍出身であることに加え、サイバーセキュリティー上の脅威があることを上げている。
オーストラリア政府の決定は同国の情報機関AISOの提言に基づくものだという。AISOなど各国情報機関が指摘するのは、ファーウエイの機器を通信ネットワークに使えば、それを入り口として、中国人民解放軍もしくは中国政府に都合の良い情報収集やサイバーアタックが行われるのではないかという懸念だ。ファーウエイはこうした指摘をすべて根拠がないものと抗議したが、オーストラリアのギラード首相は、国家安全保障上の問題だとして決定を維持し、一方で中国との経済・外交関係に変化はないと述べた。
英国もBTがファーウエイ製品について、ソフトウエアのソースコードを含めた検証を行い、問題がないと認めたものに限って設置している。日本のように、通信回線をファーウエイに丸投げするようなことはしていない。
世界的大企業がそのようなことをするわけがないと、個人が信じるのはいい。しかし、尖閣諸島をめぐる一連の行動をみると、自国の利益のためには何でもやるのが、中国政府、企業の姿勢だ。ファーウエイなど安全保障上の脅威となりうる中国企業にどう対応すべきか。簡単なことだ。米英豪やインドに倣えばいいだけだ。
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