鹿角のクマ牧場2人死亡:クマ引き取り、12月に新施設設計案 県が提示、阿仁熊牧場を増改修 /秋田
毎日新聞 2012年09月22日 地方版
従業員2人がヒグマに襲われ死亡した秋田八幡平クマ牧場(鹿角市)に残るクマ27頭の引き取り先を巡り、県は21日の県議会福祉環境委員会で、全頭引き受けを検討している北秋田市の阿仁熊牧場の増改修設計案を12月にも県議会に示すことを明らかにした。【小林洋子】
北秋田市は8月末に同市の阿仁熊牧場での受け入れ検討を表明。これを受け、県と同市が協議を重ねている。今後、国や専門家の意見も参考にしながら施設の構造や規模を検討し、年内にも設計案をまとめる方針。
降雪期の八幡平クマ牧場の維持・管理にかかる負担を減らすため、県は27頭のうちツキノワグマ6頭は来月にも阿仁熊牧場に移送したい考え。残るヒグマ21頭については、来年4月に新施設の建設に着工し、来夏をめどに移送するという。
阿仁熊牧場は現在、ヒグマ1頭、ツキノワグマ75頭を飼育。ツキノワグマ6頭なら、既存の施設でも引き受け可能という。
クマの移送費は愛護団体に寄せられた支援金を充てる予定。受け入れ施設の設計費の一部は県が負担する。