わいわい楽しくボランティア

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左から会員の大石ヒロエさん、副代表の杉本英樹さん、代表の平野茂樹さん、会計の稲毛紀子さん |
西湘EMわいわいネット」は、平成15年8月3日に正式に設立しました。会の前身は「EMグリーンフレンズ」という主婦の集まりでEM生ごみ堆肥の作り方を横浜の山本美千子さんに教えてもらったのがきっかけで活動を始めました。
平成14年11月に比嘉教授が小田原で講演を行うことになり、グリーンフレンズが中心となって講演会開催実行準備委員会が設立されました。講演会の成功に向けて実行準備委員会を何度も開いているうちに仲間が増えていきました。講演会には1000人を集め、大成功に終わりました。そしてその後、実行委員の平野茂樹さんが中心となり活動拠点となる「EMショップ:わいわいプラザ」をオープンして小田原での本格的なEM普及を始めました。
まず、講演会の時に参加を募った市民を対象に、生ごみ堆肥ととぎ汁発酵液の作り方の講習会を開催。その後、家庭菜園講習会を3回シリーズで開催、小田原斎場のトイレの臭気対策、南足柄市の向田小学校で総合学習において米のとぎ汁発酵液の作り方・使い方の授業を行ったり、農家の主婦のグループ「オレンジの会」に対するEM講習会など、さまざまな活動を始めました。小田原斎場の職員によれば、臭気が抑制され、EM活性液を流しつづけたお陰で、ある時気付いたら、男子トイレの便器の黄ばみが半分ほどとれましたが、その時点で職員がクレンザーで清掃したらピカピカになっていたという成果も上がりました。

写真-2 プラザ玄関前にて |
今後も定期的なEM講習会の開催、小田原市役所前庭の池の浄化活動、市の農業祭り出展などを予定しており、また小田原市で生ごみバケツに助成金を出してもらうよう、市と交渉中です。
ここにきて市との交渉が多くなってきたこと、市民活動団体として体制を整えたいこともあり、また、将来NPOとして活動するためにも、会則を作って組織作りする必要があることなどから、今年8月に「西湘EMわいわいネット」として正式にスタートさせました。

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今年6月のエコライフフェアに出展

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とぎ汁EM発酵液の講習会にて |
会則にもあるように、会の目的は「市民と共に共存共栄の循環型社会構築に寄与すること」とあり、「市内から出る生ごみをリサイクルできるようにすることがこれからの夢です。」と代表の平野さんは語っていました。
小田原市は、国から「都市農業成長特区」の認定を受けましたので遊休農地をNPO法人に斡旋する道が開けました。同会では将来、NPO法人を取得し、家庭から出るEM生ごみを回収して菜園に利用する農園システムのモデル事業を構築したいと考えています。先日もそれを視野に入れた取手市と韮山町への視察をしてきました。
今後の課題として市内へEMをどのように知ってもらい普及していくか、メンバーをどう拡大していくか、EMショップをどう共同経営していくか、活動資金をどう獲得していくか、が課題となっています。
最後に平野さんから、「水曜日と土曜日の午後にEMショップをオープンしていますのでどうぞお気軽に遊びにきてほしい。」「これからも市民のみなさんに愛される団体となれるよう、がんばります。」と力強く抱負を述べられました。
文責 永井(事務局)
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