2012年09月22日

メディアによる最後のパレード事件コピー報道ぶり


<引用開始>
「このままでは学校がつぶれる」男性教諭が暴言 兵庫の高2自殺
産経新聞 9月22日(土)12時59分配信
 兵庫県川西市で今月2日に自殺した県立高校2年の男子生徒(17)がいじめを受けていた問題で、高校の生徒指導部長を務める男性教諭が2年生の授業中に「遺族は理解してくれない」などと発言していたこと21日、分かった。取材に応じた校長は「不適切な発言で遺憾。ご両親に申し訳ない」と陳謝した。

 校長とともに取材に応じた男性教諭は、19日か20日の授業中、「遺族は理解してくれないし、マスコミも次から次にくる。このままでは学校がつぶれる」「体育祭も修学旅行もどうなるかわからない」と発言したことを認めた。また、「ご遺族の気分を害する言葉だった」と謝罪した。

 校長によると、21日午前、県教委から「遺族への不適切な発言があったと匿名の情報が寄せられた」とを知らされたという。
<引用終了>

「学校がつぶれる」が暴言なのだろうか。

暴言
<引用開始>
暴言は、言葉の暴力とも表現されるが、言葉の暴力が継続的に相手を傷付ける意図で投げ付けられるところを、暴言ではたった一語でも、他者を傷付けるような失礼な発言であればこのように呼ばれ、「ぶん殴る」などの暴言は侮辱罪や脅迫罪を構成する可能性もある。
<引用終了>
フレッシュアイペディアより
http://wkp.fresheye.com/wikipedia/%E6%9A%B4%E8%A8%80


最後のパレード事件では、読売新聞社は「著作物の転用違反」という形式犯に対して「盗用」という極めて人々の関心を集める(商品価値を高める)用語を使い、私と家族をメッタ切りにした。

産経新聞以外のメディアも「暴言」と報道しているが、「暴言」という言葉も「盗む」という言葉同様に、人を感情的に誘導する記号である。

この報道で、2ちゃんねらーはじめ、世のうっぷんがたまっている人たちは、「この教師をバッシングしてよし」という回路にスイッチが入る。

学校や家庭に電話が殺到することだろう。最後のパレード事件の構図と全く同じだ。

例えてみよう。こういうことだ。

普段は真面目に働いている人たちではあるが、労働の対価や「心の必須サプリメント」が得られずに、こころの「はーとディスク」にうっぷんを溜めている。

まるで正義は吾にあるかのように、どう猛な読売新聞などのマスメディアによる「我々は悪者を見つけた」という情報を受け取ったうっぷんを溜めている人は、一瞬にして変態する。

働き者のミツバチから、どう猛なスズメバチへ。そして、マスメディアにより悪者と決めつけられた者を襲う。集団的私的制裁(集団リンチ)の開始である。

この教師も私同様に長く苦しむに違いない。

私には確信がある。この報道を「シメシメ」と思っている人たちが、教育委員会や市の人々であることを。
橋下市長が唱えているように、教育現場と教育委員会の思想には乖離がある。

私は、スーパー日本人について記しているが、まず、直感で「おかしい」と思い、理論でその「おかしい」部分を「展開(ブラックボックスを開く)」ことができる人間が増えていかないと、この日本には明るい未来はない。永久にマスメディアに各自の大脳を支配され続けていくことになる。
posted by S・C・ NAKAMURA at 13:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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