特集 家庭菜園とEM

掲載記事:「えむえむ関東」より


家庭菜園がつなぐ「EMコスモス」
EMネット千葉
茂原市 EMコスモス 半野あさ子
 7年前、茂原市の広報紙を活用して、女性だけのEMの仲間を募集しました。
「EMコスモス」の誕生です。年々広い付き合いになり、会員は現在、大網白里町から岬町まで広がっています。皆EMで家庭菜園をしている仲間です。近隣のEM農家訪問、会員の菜園見学会、苗の共同購入、自然農法の種の取り寄せ、佐原の篠塚さんのEM米で作った麹を使っての味噌作り、山梨の鮫谷さんの畑が本当に2.5mも棒がささるのか見に行こう、等たくさんの行事を実施してきました。
生ごみ用のEMバケツは、私が比嘉教授の本に感動し「市長への手紙」を出した事がきっかけとなり、95年から1家庭に4基まで、半額補助金が出て、市役所の環境保全課で販売して頂けるようになりました。
また、「密閉容器をどこでもらえるのか」とか、豆腐のおから、あんこを絞った後の豆かす、米ぬかをただで分けてもらえる場所などのEMで家庭菜園をするにあたって大切な、身近な情報も会員間で交換し合っています。
織田商店(八街市八街い240-1 Tel 043-443-2281)で、茨城県のカゴメ工場でもらえるものと同様の60L空きポリ容器が、印鑑なしでもらえます。
会には、私よりはるかに家庭菜園暦の長いベテランさんがいて、助けてもらっています。また、経験がない会員の失敗も皆の勉強になります。
Nさんは小さな耕運機を持っていて、宅地を買って畑にし、長く化学肥料で野菜作りをしていました。人参も大根も何もかもできなくなり、EMコスモスに参加するようになって、良い結果が出るようになったと言います。
こういう方の発言は説得力があり、仲間からも尊敬されています。
EMは畑を耕すだけでなく、会員の心も耕してくれます。夫の発病や親の介護、結婚した子供の離婚や不妊、セックスレスなど、それぞれが抱えている生活や心の問題を、ぽつりぽつりと話し出します。月1回ですが、定期的に集まることでいい仲間関係ができてきました。これも女性同士だからこそ、かもしれません。
今は小学校から廃油をもらってきて、EMプリン石鹸作りを行っています。EM石鹸を使うとヘドロが消え、積極的に環境を浄化していく力があるそうです。食器洗いや洗濯、洗車、掃除のほか洗顔、入浴やシャンプーにも使います、頭や背中のかゆみがなくなった方や、お孫さんに「にきびがなくなったのでまた作って欲しい」と言われた、と嬉しそうに報告をしてくれる方もいます。
EM石鹸を希釈して散布すると、「生育は見違えるようになり、病害虫もほとんど姿を消す」そうです。
これから、家庭菜園の現場で皆がどんな喜びと驚きに出会えるのか、私もとても楽しみです。

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