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旧豊郷小校舎など国の登録有形文化財に9月22日 11時17分
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昭和初期、アメリカ人の建築家によって建てられた、滋賀県豊郷町にある旧豊郷小学校の校舎など、全国の155件の建造物が、新たに国の登録有形文化財に登録されることになりました。
登録有形文化財は、建築から50年以上がたった貴重な建造物を登録するもので、文化庁の文化審議会は、全国の155件の建造物を新たに登録するよう、平野文部科学大臣に答申しました。
このうち滋賀県豊郷町の旧豊郷小学校の校舎は、昭和12年、アメリカ人の建築家によって建てられました。
左右に長い建物の外壁全体に、縦長の窓が連続して配置されているのが特徴です。
解体を主張した前の町長に対し、住民グループが保存を求め、現在は図書館などとして活用されていて、人気アニメの舞台にされたこともあって大勢のファンが訪れています。
また、福島県喜多方市にある矢部家住宅座敷蔵は、商家が主に接客に利用していたもので、窓枠やひさしなどがしっくいで塗り込められ、重厚な構えとなっています。
このほか、明治20年ごろ仙台市に建てられた洋風住宅、デフォレスト館や、大正時代、岐阜県白川町に造られた、つり橋の白川橋なども登録されることになっています。
これらの文化財は今後、保存を図るため、建物を補修をする費用などの一部が国から補助されることになっています。
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