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2012年9月21日(金) 20:14 |
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影絵作家・藤城清治さんの作品展
影絵の第一人者・藤城清治さんの作品展が、岡山市で開かれています。 幻想的な作品が並ぶ中に、藤城さんが取り組んでいる東日本大震災の被災地のデッサン画も展示されています。
宮沢賢治の名作「セロ弾きのゴーシュ」の一場面は、影絵ならではのタッチで表現されています。 岡山市北区で開かれているのは、藤城清治さんの米寿記念の作品展です。 作品には小人や動物が登場し、幻想的な世界観が表現されています。 1970年代の作品から新作まで、原画から起こした版画など約100点が会場に並びます。 津波で一本だけ残った岩手県・陸前高田市の奇跡の一本松のデッサン画です。 今月14日、宮城県南三陸町で影絵の下絵をデッサンする藤城さんです。 震災後、何度も被災地を訪れました。 取り壊されるかもしれない被災地の建物などを、作品として残したいという強い思いで鉛筆を走らせます。 会場には、藤城さんの切り取った「被災地の今」が作品として展示されています。 津波によって一瞬で生活を奪われた被災地を描いた作品には、復興への希望がやさしいタッチで表現されています。 この作品展は、丸善岡山シンフォニービル店で今月24日まで開かれていて、明後日23日には藤城清治さんのサイン会も行われます。 また、22日からは、今月14日に藤城さんがデッサンした南三陸町の防災対策庁舎の絵が、会場に展示されます。
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