2012年 9月 21日
女性遺棄事件で送検
笠岡市の食品会社の倉庫で女性の遺体が見つかった事件で逮捕された男が遺体が邪魔になって倉庫に運んだという趣旨の供述をしていることが分かりました。死体遺棄の疑いで逮捕された三豊市山本町のパン製造販売業池田恭一容疑者(55)は21日岡山地方検察庁に身柄を送られました。警察によりますと池田容疑者は今月15日、同居していた深川智子さん(43)の遺体をカーペットなどにくるみ、笠岡市生江浜の食品会社の倉庫に捨てた疑いです。これまでの調べに対し、池田容疑者は遺体が邪魔になったので自宅から運び出した。倉庫なら隠せると思ったという趣旨の供述をしていることが分かりました。池田容疑者は深川さんの殺害も認めていて警察では自宅で深川さんを殺害し、遺体を数日放置した後倉庫へ運んだとみて調べています。

八つ墓村の像壊れる
倉敷市で横溝正史の小説「八つ墓村」に登場する人物の像が壊れているのが見つかりました。壊れていたのは、倉敷市真備町の井原鉄道の川辺宿駅から横溝正史の疎開先に向かう遊歩道に設置されていた森美也子像です。今月18日、倉敷市に像が壊れているのを知らせるメールが入り、現場を確認したところ、足にヒビが入り立像が傾いていました。像は高さ60センチほどの強化プラスチック製で、鉄筋の棒で台座に固定されています。倉敷市や商工会などで作る実行委員会が、横溝正史の没後30年を記念し約70万円かけて設置したもので、去年11月に除幕したばかりでした実行委員会はきょう警察に被害届を提出し、来週にも修理作業を行う予定です。

秋の交通安全運動
21日から全国一斉に秋の交通安全運動がスタートです。岡山県庁では出発式が行われ湯郷ベルの福元選手、宮間選手が交通安全大使に任命されました。出発式は交通安全母の会など関係者約200人が出席して行われました。秋の交通安全県民運動は今月30日までで「子供と高齢者の交通事故防止」を最重点目標に交通ルールの遵守や正しい交通マナーの徹底を図ります。岡山湯郷ベルの福元美穂選手と宮間あや選手が交通安全大使を委嘱され事故防止への決意表明をしました。岡山県内では今年に入り72人が交通事故で亡くなっていてこのうち半数近くが65歳以上の高齢者となっています。交通安全運動の期間中、様々な啓発行事が行われ特に今月30日は交通事故死ゼロを目指し、重点的に取り組みが行われる予定です。