「K−1ワールドGP開幕戦」(10月14日、東京・両国国技館)に出場するキック団体・RISEヘビー級王者の上原誠(27)が21日、東京都内で怪気炎。元K−1ヘビー級王者で、日本人初のボクシングヘビー級世界ランク入りが確実視される藤本京太郎(26)とは盟友でスパーリングパートナーも務める上原は「ボクシングは京太郎、K−1はオレが引っ張る」と豪語した。
面白い男だ。しゃべりっ放し。失礼だが、減らず口と言っていい。カリスマトレーナー土居進氏が主催する地獄トレに参加した上原は「言葉は武器だ。上原の言葉には力がある。これ書いといてください」「ピンチはチャンスである。これも書いといてください」としきりに記者に催促した。
開幕戦ではベテランの天田ヒロミとぶつかる。勝てばベスト8入りとなり、12月の米国ニューヨーク大会に進む。「入場と試合とマイクで魅せる。格闘技をプロ野球並みのジャンルにする」。元高校球児で、今夏の甲子園に出場した東京・成立学園高出身。当時はMAX145キロの豪腕投手で、ヤクルトから育成での勧誘を受けたこともあるとか。未完の大器がK−1で花開くか? (竹下陽二)
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